中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

冷やし中華を語る

2004年08月20日 | 冷やし中華
 夏が来たと感じるのは、新聞広告に水着のモデルが登場したり、中華街の店頭に『冷やし中華始めました』の張り紙が出たとき。なんだか知らないがウキウキしてきます。
 逆に、冷やし中華を止めるときには「今年の冷やし中華は終了しました」なんていう貼紙は出ません。いつの間にか、知らないうちに消えているのです。そして中華街から冷やし中華が消えていくと、もうすぐ秋ですね。淋しい感じがしてきます。
 そこで、忘れないよう夏季限定メニューをご紹介します。




























五洲冷やし中華780円
酔仙酒家叉焼冷麺735円
景珍楼冷やし中華840円
京華楼冷やし四川担担刀削麺900円
王家沙上海冷麺550円
まるた小屋冷やし叉焼ネギラーメン400円
ハオ冷やし中華600円
大福林冷やし中華850円
謝謝冷やし担担麺840円
龍龍ゴマ入り五目冷やし900円
満珠園ゴマだれ冷やし中華893円
東光飯店別館五目つけ麺840円
明蘭餐庁ゴマつゆ冷麺900円
白鳳冷やし中華890円
大海飯店冷やしラーメン630円
接筵冷やしラーメン850円
口福冷やし担担麺950円
茘香尊酒家冷やし中華1200円
光龍飯店冷やしそばセット800円
同發本館冷やし中華840円
富筵五目冷やし中華900円
知味鮮冷やし中華850円
新楽冷やしそば700円
慶福楼冷やし中華840円
萬来軒冷やしネギ叉焼麺750円
中華飯店冷やし中華800円
紫禁城五目冷やし840円

 冷やし中華をやっている店は他にもあると思いますが、とりあえずここまで判明したので掲載しておきます。

 さて、発祥の地といえば横浜。当然、中華街のある横浜が冷やし中華の発祥地だと思うでしょう。でも、これが違うんですよね。昭和12年、仙台で生まれているのです。ということで、今年は冷やし中華誕生67周年なの。だから、それがどうしたと言われても困るのですが…
 さて、人が百人集まれば、冷やし中華に対するこだわりも百通りあると言われています。
「モヤシを入れるのは邪道だ!」
「ナルトを入れないでどうする!」
「叉焼は千切りが正しい」
「甘酢醤油タレは間違っているぞ」
「スイカを入れるなんてふざけてる!」等々…
 それが国民的大論争にまで発展し、1975年、ついに全日本冷し中華愛好会が結成されました。初代会長は山下洋輔。会が編集・発行した『空飛ぶ冷し中華』は、われわれ横浜中華街ランチ探偵団の聖書となりました。
 「卵、キュウリ、紅ショウガ、ハムにナルト。ナルトは渦が左巻きになるように配置しなければならない。これに強い甘酢のタレをダボダボかける」というのが山下会長のこだわり。完全なる和製中華料理です。
「全冷中」は4年で解散しましたが、我々はその後継者となるべく日夜食いまくっています。

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