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横浜市内で現在提供されているバンメンをすべて食べたと思っていると、「街角中華」さんが知られざる新しい情報をアップされるので、なかなか“横浜編”を終了することができない。 そんなことを考えていると、またまた、こんな記事が出てきたのである。 ということで先週、所用の合間を縫って「宝明楼」に行ってきた。 最寄駅は横浜線「大口」。 改札口を出るとすぐ目の前を県道111号線が走っている。その幹線道路を左に進むと、大口通商店街が現れた。 これまで私はいろいろな商店街を見てきたが、ここは初訪問。いくつかの商店会が連続しているようで、かなり大きく、京急「子安」駅前まで続いている。 そんな通りの途中を右折すると「あけぼの通り」という、これまたレトロな小路があり、ここを真っ直ぐ行った突き当りに「宝明楼」が建っている。(冒頭の写真) ![]() ショーウィンドウは、どことなく煤けていて、レトロ感いっぱい♪ 私はこういう店が好きなのだ♪ ![]() メニューの札が倒れていたりして… これは五目ソバだろうかね。 ![]() メニューに弁麺(バンメン)650円とある。 この中でちょっと気になるのは、サンマーワンタンメンだ。 それほど多くの店で見かけるものではないと思うのだが… あと、壁メニューに出ていたトンテキも気になる。 ポークソテーなのかな。 ![]() 注文したバンメンが運ばれてきた。 見た目、オッと思わせるのがカニのほぐし身。カニカマではなく、ちゃんとしたものがのっていた。 まずは具材を確認する。 蟹肉の他は白菜、ニンジン、玉ネギ、ニラ、キクラゲ、豚肉、チャーシュー、ナルト。 これらが塩味のトロミでまとめられている。 スープは醤油系でかなり濃い味。他店でよくあった甘味系ではなく、胡麻油の風味を感じさせるものだ。 全体的には私の好みの味付けで、美味しくいただくことができた。 容器はドンブリ。街角中華さんの記事によれば、以前は浅い皿で出していたそうだ。 これって、かなり大きな変化だと思うのだが、バンメンというのはこうやって少しずつ変化してきているのかもね。 この店はいつからやっているのか、帰りがけに店主に訊いてみたら、約50年になるという。親は鶴見でやっていて、その前は山下町でやっていたとも。それが中華街かどうかは不明だというが、おそらく中華街で、その辺が先代の修業先だったのだろう。 バンメンは昔からあるメニューだそうで、これと広東麺との違いを訊いてみた。 『広東麺というのは肉が中心のソバですが、そこに野菜を足したのがバンメンではないでしょうか』とのこと。 また、カタカナ表記については、こうも仰っていた。 『漢字が難しいから、いつの間にかカタカナになっていったのでは』。 この店に限ったことではないのだが、バンメンを出す店はどこも歴史が古く、このソバの素性を知っている人がいないというのが、なんとももどかしい。 ![]() |
例えとしては違うかもしれませんが「ちゃんぽん」も私たち
が知る長崎のそれとは異なる姿のものが九州各地にある
ようですし沖縄の「ちゃんぽん」にいたっては麺料理でさえ
ありません。
でも、定義があまりに漠としたままだと、近く失われてしまう可能性も否定できないですね。そこが酔華さんの危機感につながっているのかとも思います。
確かにサンマーワンタンメンは珍しいメニューですが、それより珍しいメニューがサンマー焼きそばではないでしょうか。
バンメンは引き続き探索します。
確かに沖縄のチャンポンは容器が変るバンメンどこではないですね。
麺がご飯になっちゃうなんて・・・
サンマーメンはまだ安泰でしょうけど、
バンメンは絶滅危惧麺ですね。
さまざまな変化を経て消えていくとか、
何かに吸収されてしまうとか…
サンマー焼きそば、どこかのメニューで見たことがあります。
たしかに珍しいですね。
中華街の「中華飯店」ではしばしばサンマー丼が出ます。
そういえばバンメンのご飯バージョンで「バンドン」なっていうのもありますね。
おかみさんの話によるとバンメンのファンがいて
ご飯でバンメンの具を食べたいとの希望から作ったそうですよ。
この店の心意気が感じられます。
そうらしいですね。
いつか食べてみようと思っています。
「迎賓楼」にはバンライスというのがあります。
こちらも未食ですが。