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明治の初め頃、現在の中区尾上町付近に「富貴楼」という料亭がありました。女将の「お倉」は、この料亭に通った伊藤博文、大隈重信、岩崎弥太郎、清水次郎長などと親交があり、彼らの人間関係にまで影響を及ぼした、なかなかの器量と気っ風の持ち主でした。富貴楼で大隈と伊藤博文を会わせたのも、お倉だったといわれています(明治の政治を動かした女傑・富貴楼のお倉については、鳥居民が「横浜富貴楼 お倉」の中で詳しく書いています)。 この本を読んでから、ずーっと気になっている店が中華街の中にありました。上海路の「富貴楼」です。 昼めしを食べに行ったときに、シェフに聞いてみました。「昔、横浜に富貴楼という料亭がありましたけど、こちらは何かご関係でも?」 そうしたら即座に答えが返ってきました。 「あー、あれね。全然関係ないよぉー」 まるで、この質問を予想していたかなような反応に少し驚きました。おそらく、しばしば聞かれているんでしょうね。 ![]() 富貴楼のお倉に想いを馳せながら食べたのは牛バラ飯(800円)。お肉は柔らかく煮込まれており、スプーンでも切れる状態です。食べ始めは少し塩分が強いかなとも思ったのですが、食べ進んでいくうちに慣れてきて、美味しくいただきました。 スープはワンタン1個入り。そして、予想していなかったフルーツが最後に出たのは、好感度良しです。 ![]() |
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