中華街では「北京」「江南」「麒麟閣」「心龍」「朕之味」「梅林閣」「楽園」「福楼」「龍鳳酒家」「大中華」「錦臨門」と食べてきたレバニラ炒めランチ。行脚はまだまだ続いていた。 福龍酒家 ニラレバ(700円)【喫煙可】 料理にはキャベツも入っていた。通常、ニラレバには有り得ない具材だ。しかし、全体的になかなか美味しい。また食べてもいいと思った。 お店は家族経営なのかな、皆さん感じよかった。 ただ、ここの難点はタバコ。狭いフロアにテーブルがぎっしり。各テーブルに灰皿が置いてあり、近くで吸っている人が2人…と勘定していたら、すぐ隣で吸いだした。 客満堂 ニラレバ(600円)【喫煙可】 ニラもモヤシも炒め具合がバッチリ。味付けもいい。 海苔のスープがウマイ! 残念なのはレバが少ないこと、そしてタバコを吸う客が多いこと。 東光飯店北門 レバニラ炒め(700円) キャベツ、ニンジン、玉子のスープはそこそこの味。ザーサイは少々。 歯ごたえのしっかりしたレバである。枚数も多くてボリュームはあるけど、なんだか残してしまった。 杏仁豆腐も硬め。味は濃いけどね。 獅門酒楼 レバニラ(680円)【昼時禁煙】 12時10分、早くもMランチ売り切れ。隣の客にMランチが運ばれてきた。それが最後の品だったようだ。湯葉の包みだった。 レバは普通に厚みがあり柔らかくて量もある。赤ピーマン、竹の子入り。相変わらず杏仁豆腐がうまい。 鳳林 レバとニラとモヤシの炒め(700円) 使っている材料を全部書いた律儀なメニューである。 店内を流れるピアノ曲、イージーリスニングが心地よい。 ニラが少なめでモヤシが多い。だから、あの表示なのか。レバの量はそこそこあるが、ちょっと固め。生姜が利いている味付けは珍しい。スープは大根とワカメ、レンゲなし。寒天チックな杏仁豆腐。 金香楼 豚レバとニラの炒め(700円)【喫煙可】 焼き物、揚げ物つきの豪勢ランチである。これは無くてもいいから値段を下げてもらったほうがいいかも。 ニラとモヤシのほかにニンジンも入っている。レバの量は多く、どれもが柔らかい。 全体にボリュームがあるので残してしまった。 永福楼 レバニラ炒め(630円) レバはしっかり火が通っていて歯ごたえ充分。野菜類はモヤシが多く、ニラのほかにニンジンと玉ねぎも入っていた。 厨房との境でホールスタッフと調理師が何か喋っている。ときどき隙間からこちらを覗く。もう終わったかどうか確認しているのだろうが、あまり気分のいいものではない。 龍華楼 レバニラ(630円)【喫煙可】 ドアを開けた瞬間、タバコのにおいが。席に座ると隣の4人組がいっせいにタバコを吸いだした。食事はとうに終わっているはずなので、これが食後の2本目だったようだ。これはたまらん。 奥の丸テーブルに席を替えてもらった。 レバ、ニラ、モヤシをまとめているタレの味が良い。ボリュームもかなりある。 デザートの杏仁豆腐はフワトロ。相変わらず美味しい。 景徳鎮(香港路) 豚レバとニラの炒め(650円)【喫煙可】 テーブル間は非常に狭いのに、各テーブルに灰皿2個。多すぎないかぁ。 料理は量が少ない。今までで最小かもね。そしてニンジンが巨大。見た目のインパクトがすごい。 ニラも多いけれど、炒めすぎ。レバも炒めすぎか歯ごたえがいい。 龍城飯店 リラレバ(580円)【喫煙可】 ワープロで作ったランチ表示はリラレバとなっていたが、ニラレバの打ち間違い。2階は30席ていどで喫煙OK。 客はサラリーマンの男ばかりのグループが20人ほど。他は女のグループ、単独者。タバコを吸っている客は数名だが、細長くて狭い店内は煙い。 レバにはネットリ感がない。火が通り過ぎているのかな。全体的に量は多い。その結果、残してしまった。 2階では、これだけのお客を女性一人で捌き、テキパキと動いている。スゴイ! 揚州茶楼 レバニラ炒め(700円)【禁煙】 レバはコーティングされていて、厚みがあり、数も多い。ニラはモヤシとともにシャッキリとしている。唐辛子で辛味をつけている味。なかなかよい。 杏仁豆腐も相変わらずうまい。 途中、お茶は大丈夫ですかと聞きに来る女性。お下げしま~すといって下げる女性。スリットの入ったドレスから垣間見えるおみ足が眩しい。 満珠園 新鮮豚レバとニラ炒め(630円) 灰皿は置いていないが、禁煙かどうかは不明。 レバニラ炒めは唐辛子とトウチで味付け。このトウチをタップリ入れる作り方は珍しいのでは。レバは厚めのカットでネットリしている。全体的に辛い味に仕上がっている。 雨の日は傘袋に傘を入れてくれるし、お茶もなくなれば注ぎにくる。接遇は良い。 福満園 豚レバとニラの炒め(630円) スープは小さいながらも受け皿つき。カニ、玉子、豆腐入りだった。漬物はキャベツ、赤緑ピーマンのほかに黄色い何かの千切り。 ここのレバニラに使っている唐辛子は半端じゃない! こんなデカイのがゴロゴロ入っていた。見た目の凄さは中華街一かも。 この日はビールも飲んでいたので、他は覚えていない。 蓮香園新館 ニラレバ(630円) ピリ辛のザーサイは少々なので、残す心配がないのは嬉しい。一人客でも取り皿を出してくれる。 隣のテーブルとは完全にくっついていて、シースルーな衝立で間仕切りをしているので、ほとんど相席状態。灰皿は置いていないが、禁煙かどうかは不明。 レバはネットリ感がある。ニラ、モヤシのほかに長ネギ入り。この具材も珍しいのではないだろうか。全体的にはまあまあ美味しい。 杏仁豆腐はシンプルでやわやわ。 日昇酒家 ニラレバ炒め(630円)【喫煙可】 着席するとまず、おしぼり・水・ザーサイ・バナナが出てくる。 えっ!? バナナ? 果物って、食後のデザートじゃないの? なぜか、ここでは最初に出てくるのだが、周囲を見回すとこれを食べながら料理を待っている人と、食後のために手をつけない人といる。 で、肝心のレバである。意外にも柔らかいのでビックリ。しかし、エグミがあり、レバ嫌いの人には向かないかも。 ニラ、モヤシのほかに玉ネギが少々入っている。タレは甘い味付け。 鵬天閣 ニラとレバの炒め(630円)【喫煙可】 レバ、ニラ、モヤシのほかにニンジンと玉ネギが参加している。醤油味で炒めており、オーソドックスな味わい。 レバは柔らかくて、多少のネットリ感もある。「食べ放題の店なんて…」と軽い気持ちでいたのだが、意外にも悪くないレバニラであった。 通常メニューの中にレバニラ炒めが入っていたので、多分作り慣れているのではないかな。 食べ放題店にはあまり良いイメージを持っていなかったので、これはこれで、なんだか新鮮な感じだった。 スープはフカヒレ入り? さらにカニ肉入り? のようだったが…。 馬さんの店「龍仙」 ニラレバ(600円) ここ「龍仙」の営業時間は、ものすごい。朝7時から翌日の午前3時まで店を開けているのだ。おそらく横浜中華街でいちばん営業時間が長いのではなかろうか。 さて、ここのニラレバであるが、具材はニラ・レバ・モヤシの基本形。そのニラとモヤシはシャッキリと炒められている。 レバは薄いカットなのだが、意外にも柔らかくて美味しい。醤油系の味付けでいたってシンプル。ボリュームもあるほうだ。 問題はご飯だ。パサついていたのがもったいなかった。杏仁豆腐もオマケといった感じかな。でも、店で働く女性たちの愛想は良かった。 翡翠楼 ニラレバ炒め(630円)【喫煙可】 ここはタオル地のオシボリを手渡しで出してくれるのが嬉しいサービス。何気ない一工程なのだが、これでお客の満足度は上がるはず。 だが、一方で卓上に置いてある灰皿がまずい! ここのモヤシはかなり細いタイプのものを使っている。レバの炒め方は柔らかくて好みの歯ざわりだ。醤油系のタレの味も美味しい。 食後の杏仁豆腐はハード系ながら、そこそこイケる。 と思っていたら、隣の席にタバコ吸いが! 早々に退散した。 酔仙酒家 レバニラ炒め(800円) おそらく、中華街ランチで提供されているレバニラ炒めの中では最も高い価格ではないだろうか。 この値段から期待して行ったのだが… 値段が高いだけあってボリュームは大である。ご飯を食べ終わっても、まだまだ残るくらい量が多い。 醤油、オイスターソースなどで味付けされたタレは非常に濃い。しかもタップリだ。 気になったのは、レバの“えぐみ”。この一品、レバ嫌いの方には厳しいかもしれない。 中華街ランチで漬物が付かないというのも珍しい。800円ならザーサイが出てきてもよさそうなものなのにね。 景珍楼 ニラとレバの炒め(630円)【喫煙可】 ここのニラレバの特徴は、具材にニンジンだけではなくキクラゲまで参加していることだろう。このような構成は、あまり見たことがない。 そして、タレがほとんどないことも特筆される。塩をメインに調理している感じだ。東海林さだお氏が言うには、これが正統派のスタイルだとか。 レバ自体は柔らかく仕上がっているのだが、いかんせん量が少ない。しかも、このような味付けに慣れていないせいか、卓上の醤油を加えてブレンドせざるを得ない。 中華街で食べるレバニラとしては、珍しく水分の枯渇した料理法である。食べ終えた皿には、タレが一滴も残らなかった。これはこれでスゴイ。 珍味園 レバニラ(500円) ずっと以前のことになるが、ここには焼肉店が入っていた。それが撤退したあと、今の「珍味園」がオープンしたはず。当時の中華街では食べ放題の先駆け的な店だったのではないか。 そんな食べ放題店のレバニラランチは中華街一安い。 値段のわりにボリュームはあるのだが、味・品質は……。油も使いすぎの感あり。 さらに、ご飯がボソボソ。500円ランチだから仕方ないといえば仕方ない。 フロアはお姉さんが一人で忙しそうに動き回っていた。あと一人いればなぁと思うのだが、そうなると500円では済まなくなるか… 楽園 レバ炒め(630円)【禁煙】 たまたま店の前を通りかかったら、ランチメニューに「レバ炒め」が出ていた。 レバだけを炒めた料理のわけがない、これはレバニラ炒めだろうと想像して入店する。 レバは中厚にカットしたものを使用。柔らかくて、えぐみもない。ニンジン入り。醤油系で味付けされた濃い目のタレが、ご飯の消費をグングンと早める。 もともと美味しいこちらのご飯だから、食いすぎに気をつけなければならない。 梅蘭酒家 レバとニラの炒め(750円) ここの特徴はモヤシを使っていないことだろう。その名前のとおりレバとニラで構成されている。いや、正確に言えばニンジンがほんの少しだけ入っていたが。 かなり濃~い醤油系の味付け。ご飯なしには食べられないほどだ。しかし、レバは柔らかくて、歯ざわりもいい。 問題は店の狭さだ。テーブルをギッシリ並べているから、食べ終わって席を立つ際に隣のカップルの卓にお尻が触れてしまう。 通過するときにオナラでもしようものなら大変な結果を招く。 新福記 ニラと豚レバの炒め(630円) レバの量はそれほど多くはないが、薄めのカットながら柔らかく仕上がっている。どちらかというと、ニラとモヤシの方が目立つ品。 ただ、塩分が強い。この日のコックさんは汗かきだったのかな、それとも疲れていた…。 お茶をガンガン飲まずにはいられないほどだ。当然、お茶がなくなる。そうするとお姉さんが注ぎに来る。 この人、なかなか感じが良い。席は自由に選ばせてくれるし、「オシボリ、どうぞ」と手渡してくれる。 お釣りを渡すときだって、お客さんが小銭をこぼさないよう、片手を下にあてがってくれる。 料理は塩辛かったが、フロアでの接遇は良かった。 大三元酒家 ニラレバ炒め(630円)【喫煙可】 薄暗い店内。どことなく昭和レトロっぽい雰囲気が漂う。 お茶はオバさんが土瓶から注いでくれるし、ご飯は一人でもおひつに入れて出てくる。感じはいいのだが、問題はまたしてもタバコの煙。 灰皿は置いていないが頼めば持って来てくれるのだ。現に、あちこちからケムリが漂ってくる。 レバは小さめにカットしたもので、全体の分量からするとニラ・モヤシの方が多い。 味付けは珍しく塩系。しかし、その裏に甘みが隠れていて、けっこう美味しい。 食後のデザートはない。 四五六菜館 ニラレバ炒め(630円)【分煙】 ニンジンが入っていることもさることながら、この味付けが独特である。見るからに濃い目のタレ。でも辛くはない。甘辛いのだ。 どこか“みたらし団子”の餡のような感じ。甘みの勝った甘辛である。これが美味しい! レバも柔らかで量が多い。 普通、女性はニラレバを避けるものだが、隣のテーブルでは女性がこれを食べていた。他のテーブルでも女性が! ここのニラレバ炒めはファンが多いのかな。 明蘭餐庁 豚レバとモヤシの醤油炒め(600円)【分煙】 メニューの表示では「豚レバとモヤシ」となっているが、これはレバニラに違いないと思いながら暫く待つ。 運ばれてきた料理を見て納得。ちゃんとニラが入っていたのである。 しかし、それ以上に多かったのがモヤシとニンジン。この具の構成からして「レバニラ」とは言えなかったのだろう、最も多いモヤシを表示したと考えられる。 レバはかなりの薄切り。まあまあ柔らかく仕上がっていた。そこに刻んだ長ネギが絡まってきて、美味しく感じられるのだが、残念なのはニンジンが邪魔をしていることだ。 ご飯がしっかりしているだけに、なんとももったいない構成だった。 分煙をうたっているが、入口で席をどうするか聞かれたことがない。 一楽 レバとニラの黒胡椒炒め(600円)【禁煙】 前回ここで食べたレバニラは香味炒めだったのだが、今回は通常のスタイルで出ていた。 特徴的なのはニラ。シャッキリと美しく炒められている。しかも量がタップリ。 レバは“えぐみ”もなくて食べやすいのだが、若干固めなのが気になった。自分好みなのは、もっとヤワヤワしたもの。 レバを柔らかくネットリと仕上げるのは難しいのかな。 とはいえ、美味しいレバニラではあった。そして、この日のスープはカレー味で、これがレバニラにピッタリだったのも良かった。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
同じ料理のはずなのに、店ごとに少しずつ特色があるのもおもしろいです。
それにしてもこの時代にまだまだ喫煙を許す店が多いのは残念ですね。中華街全体で店内禁煙にすればいいのに。
「タバコ吸えないんだったらこの店やめた!」なんて人はいないと思うのは嫌煙者の単純な発想でしょうか??
そのうちレバニラだけで本が書けちゃうのではないでしょうか。
それにしても喫煙可はまだまだ多いですね。
安心して食事ができる日はまだ遠そうです。
お店に藤屋さんのレバですか?と訊いてそうならば、金曜は一味違うかもしれません。
同じ料理なのに、店によってずいぶん違いますよね。
エビと玉子の炒めとか、青菜炒めとかだと、
これほど違いはないんじゃないかと思います。
レバニラ、恐るべしです。
杉山をご存知でしたか。
あそこの弁当も美味しいですよね。
でも、レバーペストは未食です。
今度行ったら買ってこよう。
このランチを食べていたのは3月~7月です。
なので、喫煙状況に変化があるかも。
といっても、よくない方向へね。
どうも、元に戻りつつあるのではないかと、
そんな気がしてきます。
藤屋さんでは、
>木曜がお肉解体なので金曜が一番新鮮で最高
なんて、よく知っていますね。
この店で行列ができているのを、よく見るのですが、
これだったんでしょうかね。