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いその爺さんからお借りした『簡単に出来る 家庭向支那料理三百種』については以前の記事でご紹介した。 80年ほど前に発行されたもので、『婦人倶楽部』の付録である。 この本を眺めていると、いろいろ不思議なことが見えてくる。 冒頭に掲載した写真は、この本の口絵に描かれたスープそば。漢字、というか中国語では凉瓣湯麺(リャンベントウミン)と書かれている。 ≪日本のざるそばのやうなもので、温めないで頂きます≫というから、いその爺さんが仰るように冷やし中華との関連も垣間見えてくる一品だ。 ![]() こちらは、その本文記事である。 もちろん見出しは「スープそば」であり、中国語では「凉瓣湯麺」となっている。 ところが… ![]() 目次では、凉拌湯麺なんだよね。 「辧」、「辨」、「弁」は、それぞれ「瓣」を簡略化した同じ文字なのだが、「拌」はどうも同じ仲間とは思えない。 ただ、読み方が同じ? 中国語では音が同じ漢字をあてるということがあるようなので、これもその類なのか。 かつて「華香亭」のご主人が『読みが同じだから、簡単な漢字にするということはよくあること』とか仰っていたのが思い出される。 しかし、このブログで言うところの“バンメン”に限っては、辨麺(清風楼・満福・榮濱楼)と弁麺(迎賓楼)はあるけれども、拌麺というのはない。 ますます謎が深まってくるなぁ…… ![]() |
漢字表記のバンメンの謎は深まるばかりです。
解明にはまだ時間が…
蕎麦寿司ですね。
他にも興味深いメニューが載っています。
五目そば=広東麺のようですね。
海苔巻そばは、海苔巻のご飯を麺に替えたものでした。
ほかにも中華麺を使わず、素麺や日本蕎麦を利用するメニューもありです。
「排骨麺」でしょうかね?
「海苔そば」や「海苔巻きそば」、「信田そば」、「鯛そば」に
「魚蒸そば」も気になるなぁ。