先月のことになるが、「杜記別館」のランチメニューに“干拌麺”なるものが出ていた。値段は680円。 その文字からして拌麺であることは分かるのだが、先頭についている“干”はどういう意味なのか、よく分からない。 干した麺? 漢字の下には括弧書きでこう書いてあった。 (トマト、玉ネギ、鶏肉、ピーマン混ぜる麺) トマトを混ぜる麺? どんな麺なんだろう。 最近はトマト担担麺なんかが流行っているので、これの冷たい版なのだろうか。 こうなると、どうしても食べてみたくなる。 さっそく入ってこれを注文。結構な時間がかかって運ばれてきたのが冒頭の写真。これが“干拌麺”だ。 麺はほんの少し垣間見えているだけで、表面は小さくカットされたトマト、玉ネギ、鶏肉、ピーマンで覆い隠されている。タレというか、スープというか、具材を絡めているのは赤っぽい汁。 まずはトッピングから食べてみる。 トマトの酸味が効いたイタリアンっぽさのある中華味。これがまた激ウマなのであった。 麺はどんな種類のものが、どのくらい入っているのか、確認のためトッピングの具材をどかしてみると… 平打ちで、幅員が不揃いな多少チヂレ系の黄色い麺。これが大量に埋蔵されていた。昨年ここで食べた老北京炸醤麺と似た感じであるが、こちらの方が若干、平べったくて縮れているみたいだ。 このくびれたところに甘酸っぱいタレがよく絡み、メチャ美味しい。 食べながら思ったね、これはスパゲッティだ、と。 それにしても、今までこんなのを食べたことがないけど、これは創作料理なのだろうか、それとも中国ではよく食べている麺なのだろうか、家に帰ってからインターネットで検索してみた。 そうしたら中国バックパッカー観光旅行記というサイトに、こんなことが書いてあった。 牛肉干拌麺はラグメンの漢字表記なのです。「ラグメンも知らん」という人には簡単に説明するとゆで麺の上に具を載せた料理です。スパゲッティの親戚みたいな奴と思っていいでしょう。 たしかに、今回私が食べた干拌麺は、牛肉こそ入っていないが、ここに書かれているものと同じようである。 そして、ここでまたもや疑問が出てきた。「ラグメン」とは何か、である。 今度はラグメンで検索してみた。すると、ラグ麺に混じって「ラグマン」という料理がいくつもヒットした。 なんだろう、ラグマンって? 今度はラグマンで検索してみた。すると、こんなラグマンの映像が出てきた。 さらに見ていくと、こんな記事も発見できた。 どうやら新彊あたりでウィグル人が好んで食べている麺料理のようである。どれを見てもトマトと麺が基本になっている。 これは、やっぱりナポリタンだ! ラグマンの仲間か…「長崎皿うどん」(上海路:長崎屋) 「焼きそば」(香港路:安記) みんな、親戚だぁ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
うむぅ、杜記別館さんで準拠品が食せるとは。
本須さんならササッと調理されてしまわれそうですね。
12/20頃に出ていたのは確認していたのですけどね。
つくづくランチは一期一会だと思います。
写真を見た感じ、中華風ナポリタンって感じでしょうか。
今度はいつ出てくるか分りませんが、出たらお知らせします。
羊骨の出汁で羊肉が入るのではなかったか!?
この拌麺おいしそうです。こってりアンが絡んでそう。
でも、ここはランチでたまに出すようだから鶏肉なのでしょう。
「干」は「乾」の意味なので、
日本語では「汁なし」
「拌」は「和える」だから
「汁なし和え麺」です、
杜記別館がなくなったため、
今度はいつ食べられるか分かりません。
杜記本店でやってくれればいいのですが。