注文が多いといったって、お客のオーダーが多いわけじゃありません。「注文は一度に全部言う」「取り皿は1枚きり」「昼時は料理の種類を少数に制限」等々…店側からの注文(注意)が多いのです。宮沢賢治もビックリする注文の多さでした。 そんなだから、以前は接遇の悪さ、サービスの悪さでイヤになった「海員閣」ですが、まあ、歳と共にそんなかたくなな態度はやめにして、店の前を通って空席があると入るようになりました。 先週、昼メシを食べるタイミングを逃してしまい、1時半ころ香港路を物色していたらガラガラだったので牛バラそば(850円)を食べてきちゃいました。 ここは火力にコークスを使っているということで有名で、朝からすごい煙が出ていたりします。 おそらく叉焼か何かを作っているのでしょう。 でも、私が食べたのは叉焼ではありません。牛バラそばです。 これが運ばれてきたときの状態。見ため、どうということのない牛バラそばです。 ところが、このドンブリのどこから麺が湧き出てくるのかと思うほど、次々と麺が繰り出されてきます。かつての「鴻昌」のそばのようです。 メインの牛バラも、かなりの量が入っています。しかも、それがトロトロに煮込まれていて、箸で簡単に切れるほど。ヤワヤワなのです。 これが大量に入っています。私は麺と肉をバランスよく食べていくほうなのですが、最後は2切れも残ってしまいました。 そして脂の浮いたスープ。まさか背脂をチャッチャなんてやっているわけではないのでしょうが、かなり目立ちます。 これがまた濃い味付けで、“コッテリ派”にとっては飲み干したくなるようなスープです。 最近“アッサリ派”に転向した私には、けっこうきつかったですがね… ところで、この「海員閣」。小さな店なのにお客が多いため、相席が基本です。それは仕方のないことです。でもねぇ、奥左端の2人がけテーブル、ここで相席になったら、なんて考えた人いますか? このテーブルは2人が向き合うタイプではなく、2人が同じ方向を向いて座る怪しげなスタイル。しかも壁にピタリとくっついているので、異様な雰囲気なのです。 ここで美女と相席になるのなら、こんな嬉しいことはありませんが、むさくるしいオジサンと相席じゃあねぇ… だから、このテーブルだけは相席にしていないかもしれません。 さて、食べ終わってレジで支払いをすると、非常に愛想がいいのにビックリ。優しい言葉をかけてくれたりして、以前とはずいぶん変わったようです。 次回、行列がなければサンマーメンを食べてこようかな。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
徳記も丸くなっているし、変わってきたのかな。
思わず美味しんぼに出てきたお店を思い出しちゃいました。
美味しそうですが、猫舌の私には…ちょっと^^かな?
好みもあるでしょうが、うまいと思う人は多いでしょうね。
でも、嫌いと言う人も多いはず。
なかなか難しい店ですねぇ。