久しぶりに大阪やきの「三太」へ行ってきました。時間は午後7時過ぎ。
今まで大人の客しか見たことがなかったのですが、この日は近所の悪ガキどもが数人群がっていました。
みんなのお目当ては「タコせん」です。100円玉を握り締めて、焼きあがるのを今か今かと待っていました。なかには公園の塀に登って、店の窓から顔を突っ込み、汚い手で自分のたこ焼きを触ろうとする子も。
そのたびに、おじさんに怒られていましたが、彼らはヘッチャラです。
タコせん1個しか買わないのに、「俺、マヨネーズ大盛りね」とか、「俺はマヨネーズとソースたっぷし。それから青海苔も大盛りでね!」なんて、勝手なことを言い合っていました。
でも、こんなやり取りを見ていると嬉しくなってしまいます。最近、スーパーやコンビニでは、子どもたちがスナック菓子を無言で店員に渡しているシーンをよく見かけますが、それを考えると、ここの悪ガキどもは“正しいタコ焼きの買い方”を実践しているように思えました。
タコ焼きができあがるまでの時間を利用して隣の「ハッピークローバー」を観察。ここは意外にも駄菓子屋になっていました。
店番のお姉さんに子ども達がまとわり付く光景を見ていると、なんだか昭和時代の記憶がよみがえってきました。
10円、20円の駄菓子が入ったガラスビンの向こうに、レトロな世界が広がっていて、この一画は中華街の中でも異次元空間のようです。
こんな光景を見ていたら、あの伝説の駄菓子屋「アオキ」を思い出しました。
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