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ここ2,3年、横浜中華街における料理店の改廃がかなり目立ってきている。 その数値的なデータにはいろいろ問題があるようで、正確な状況はよく判らないのだが、いまのところ週末中華の教授によって書かれた記事が最も信憑性のある情報だろうと思う。 そこで次に問題となるのは、新しく開店した店の経営母体というか、その出自である。 たとえば脱サラによる全くの新規オープンなのか、あるいは中華街内既存店の2号店や系列店なのか、それともこの街の外からの参入なのか、それが気になるところだ。 そんな中で私が注目したいのは、市外からの参戦組の2店。「北京」と「清香園」である。 前者は西新宿の店を畳んでの里帰りのような出店、後者は本拠地・藤沢からの支店進出と、その参入の仕方は異なるが、どちらも常連客を引き連れて来たようで結構繁盛している。 そんな両店で偶然、続けて肉団子のランチを食べる機会があった。 まずは「北京」。 私はまったく知らなかったのだが、あの本牧の「李園」の店主が以前、西新宿の「北京」で修行していたのだとか。しかもその関係は師匠と弟子というだけではなく、実はご兄弟なんだと! そんな情報を知ったのはいその爺さんの「北京」に関する記事からだった。 ![]() ランチは6種類。 1)油淋鶏 2)肉団子 3)麻婆豆腐 4)茄子肉香味炒め 5)豚肉ピーマン炒め 6)味噌キャベツ炒め オール650円。当初はランチの種類が少なかったのだが、ここにきて品数を増やしてきたようである。選択肢がたくさんあるということは嬉しいことだ。 この日は12時半頃だというのに、4番の茄子肉香味炒めが早くも売り切れ! そこで以前食べて美味しかった肉団子を注文する。 ラーメンスープにツボ漬け、それに麻婆豆腐の小皿。そしてメインの肉団子。これがフワフワでとろけるような美味しさなのだ。 「今回はタレを強くしてあります」と女将さん。 うん、確かに以前より醤油味を濃くしたのかな~。スプーンでカットした肉団子の断面に、このタレを絡めてご飯とともに頬張る。 ウマイ! これはご飯が進みすぎるかも。 食事をしながら女将さんやご主人から色々とお話を聞く。 いよいよ、この店もTVに登場するそうだ。といっても、単なるグルメ番組ではなく、あの「ザ・ノンフィクション ~中華街のかかあ天下 男達よ、立ち上がれ~」なんだと。前回は例の「一楽」と「獅門酒楼」が登場していたが、次回はここ「北京」と「六鳳居」らしい。 それにしても、こんな狭い店が取り上げられちゃって、大丈夫なのだろうか。お客が殺到したって入りきれないぜ。 おじさん、おばさん、過労にならないよう気をつけてね。 ![]() 獅子頭という名前が納得できる姿である。 このブツブツ、ゴツゴツしたところが、獅子の頭に似ているところから名づけられたという。 ![]() 一方、こちらは藤沢から参入してきた「清香園」の肉団子の甘酢あえ(650円)。 海苔のスープにタクアン、それに春巻1本付き。 「北京」の大型とは違って、小振りなものが10個入り。表面はカリッとしているが、中はホッコリ! 甘酢が美味しい! 上に添えられた野菜は水菜、ニンジン、玉ネギ、キュウリ。これらをタレに絡めて、肉団子と一緒に味わうと、肉団子の旨みが一層引き立ってくる。 合い間に食べる春巻は揚げたて、サクサクでこれまた美味しい。 ![]() ここも「北京」と同じように、元の店からの常連が多数来店しているようだ。 料理の味だけでなく、オシボリを手渡してくれるサービスとか、店長(料理長?)らしき男性が時々フロアのお客さんの反応を見に来る姿勢とか、なかなか行き届いたものを感じる。 そんなところが、藤沢の常連を引き寄せているのではないかと思う。 ![]() 食後の選べるデザート。豆乳プリン・杏仁豆腐・タピオカミルクの3種。 これは「獅門酒楼」の方式を真似たのかな。オープンしたての頃は、なにこれっていう杏仁豆腐だったけれど、この豆乳プリン、美味しいです! ![]() レジ後ろの神棚。 祀られているのは、もちろん関羽。 しかし、神様が入っているのは、日本の神社建築だ。 「中国の神様だけど、日本に来たんだから日本の建物に入っていただいたの」と、従業員。 「それに、美しいでしょ」 こんなところも好きだな、この店。 ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
それにしても 『ザ・ノンフィクション』
でちゃって大丈夫なのでしょうか (笑)
旦那さんが優しそうですものね。
獅子頭も美味しいですが、油淋鶏もかなり得点が高いと思うのですが、如何でしょうか?
殺到したら困りますよね。
でも、できないものは、できないということで、
マイペースで行くとか。
たしかに、旦那さんは優しそうで、
穏やかな人柄の感じ。
あの人の作る油淋鶏もいいですね。
にじみ出ているのかな。