3月29日にグランドオープンした「ROUROU cafe」。 なかなか行く機会がなかったのだが、昨日、「獅門酒楼」でランチを食べたあと、次の予定までまだ時間があったので、路地に潜入してみた。 路地裏カフェではなく、裏路地カフェと言うんだね。 最近は中華街の路地裏に開店する小さな店、それも中華料理店ではなくカフェやギャラリー系統のお店が増えてきている。 ここもその一つ。中山路に面したブティック「ROUROU」横の極細路地を入って行った先にある。かつてはクッキングスクールがあったところだ。 グーグルのストリートビューなんか絶対に入れない中華街の迷宮。 この街の中で車が通れる道路は、すべてに愛称が付けられている。大通り、関帝廟通り、北京小路、太平道…等々というようにね。 そんな道路に面して多数のお店が並んでいるわけだが、その裏には路地が縦横に張り巡らされていて、まるで迷路のような雰囲気になっているのだ。 ところで、先ほど私は「路地裏」と言っておきながら、いま安易に「路地」と書いてしまったが、よくよく考えてみると「路地」、「路地裏」、「裏路地」、そして「露路」なんてのもあって、なにがなにやら分からなくなってくる。 辞書で調べてみたら、【路地】・【露地】は「建物と建物との間の狭い道」で、【路地裏】は「路地を入り込んだ、表通りに面していない所」となっている。 つまり「裏」がつかなければ「道」を表し、それがつくと「場所」を意味するようだな。 じゃぁ、「裏路地」と「路地裏」の違いは…? そういえば「人生の裏街道…」なんて言葉があるけれど、「人生の街道裏…」なんていう言い方はしない。 こんなことを考えているうちにカフェの入口に到着。 壁に貼られた「66」という数字は、ここの番地を表しているのかと思ったら、そうではなく「ロウロウを数字化したものなんです」とお店のおねえさん教えてくれた。 ピンクとブルーが基調カラーのようで、自分たちでペンキを塗ったそうだ。 入口の床は小さな小さなタイルが貼られている。 和風なら黒石の洗い出しなのだろうが、ここは洋風。なんか、いい感じだ。 店内は「おおッ!」とうなりたくなるような雰囲気。写真でお見せできないのが残念だ。興味ある方は行ってみてね。 着席しメニューを見せていただく。 なんだ、なんだ、ランチがあるじゃない! この時はすでに「獅門酒楼」で食べたあとだったので、もう一食というのは無理。これは次回の宿題だな。 アフタヌーンティーセット。 これはもっと先、夏休みの宿題か。 雲南のコーヒーを飲みながら、まったりと過ごす。 「tef tef」のカフェは辞めてしまったが、その代わりとなるようなカフェがここに登場したわけだ。 月曜日と金曜日の夜はバーにもなるそうだ。料理はエスニックなものになるのだろうか。 このカフェで調理を担当されている女性、どこかでお見受けしたと思っていたら、そう、「tef Cafe」にいらっしゃった方だった。 ならば美味しい料理が食べられるに違いない。 焼き小龍包を立ち食いするのは観光客にお任せして、地元民はこういったカフェでゆったりと過ごしたいものだ。 いい音楽を聴き、旨いコーヒーを飲みながら資料を整理し、13時少し前に店を出る。 途中、中華街を歩いていたら、こんな光景に出くわした。 バスガイドさんの研修のようだ。 年配の女性が若い子たちに中華街の情報を教えていた。こういうのを見ると、つい口を挟みたくなるのだが止めておいた。 次の予定は「驛の食卓」前に14時なので、横浜公園を少しぶらついて行くことにした。 この日から「スプリングフェア」が始まっていた。チューリップまつりは13日までだが、山下公園の花壇展はゴールデンウィークまで続く。 やっぱりチューリップをこうして集めて咲かすと、なかなか美しいものだね。 ま、ここは公園だからこうやっているけど、山手の斜面でも素晴らしいチューリップの群生が見られるよ。 本記事とは関係ない所だが、参考のために掲載しておこう。 山手にて。後ろに見える白い建物はアメリカ国務省の日本語研修所。 この下に民家があるのだが、そのお宅の窓からはこんな絶景を毎日見ることができるなんて…羨ましい限りだ。 さて話は横浜公園に戻って…食べ物ブース。 ひるぜん焼きそば。こんなのもあるんだね。 ケバブ。最近のイベントでは、こういうのをしばしば見かけるよね。 タコスにナチョスか。 假屋崎省吾さんが来たらしい。 これが彼の作品なのか…… う~ん 公園内に6個あると言われているハート。 これで3個見つけた。残りはどこに… 余裕があれば悉皆調査ができるのだが、そろそろ予定の時間だ。 13時半ころ、作治さんと待ち合わせている「驛の食卓」に向かう。 レストランの店頭で、こんなことが行われているのだ。 冬桃さんの記事にもあるとおり、ここでは仲里さんがやっている「横浜近郊の野菜販売」と、佐藤さんがやっている「長野の特産品販売」とが同時に出店している。 地産地消の横で、何故、長野の特産品販売なのか。それは佐藤さんが始めたこんな活動に関係しているのだ。 店頭でしばらくお話をしていたら、そこに作治さんが現れた。佐藤さんはまだお昼ご飯も食べていないというので、「驛の食卓」に上がって遅いランチをとることになった。 すでに昼食を終えている私たちもそちらへ同行し、ピルスナーをいただく。 作治さんは長野の出身で、もともとは農家の次男。今は横浜の高層マンションにお住まいだが、長野に建てたログハウスの横に自家菜園を作り無農薬の野菜を栽培し、毎月、横浜と長野を行ったり来たりしている。 そんなこともあって、日本の農業のあり方やリンゴのうんちく等で話は盛り上がり、それじゃあ今度そのログハウスに行ってみようじゃないか、なんてことになった。 佐藤さんが販売していた「リンゴジュース」。完全果汁100%、ストレート! そして仲里さんの「完全無農薬バジル」。 トマトも買ったので、今夜はイタリアンなツマミを作るかな。 参考:驛テラス ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
こちらの調理担当なんですね。
ROUROUオフィシャルサイトの準備写真を見ていて
おやっと思ってました。
>この街の中で車が通れる道路は、すべてに愛称が付けられている。
最初、台南小路は?と思ったのですが、
中華街オフィシャルマップに台南小路は出てないようなので、
こちらは正式な愛称じゃないのかもしれませんね。
崖の上の暮らしもゴージャスですが、これが窓から
眺められるのですから、崖の下もこの時期は溜息ものですねえ。
ところで、路地と露地ですが、私が入っている俳句結社
の主宰は、明確に両者を分けておられます。
私は小さな脇道を「露地」と、つい書いてしまうし、
書きたくなるのですが、主宰に、「露地は茶室へ入るた
め、庭にしつらえた道のこと。外の脇道が路地!」と叱られてしまうのです。
料理は期待できるのかもしれませんが、
お値段がちょっと…
台南小路ですが、あの路地にある“あの2軒”が台湾系なので、
独自に台南小路の提灯をぶら下げているような気がします。
実践とまではいきませんが、
支援はできると思います。
いい斜面でしょ。上のアメリカも、下の民家も、
この時季、最高ですね。
路地と露地と露路…これも違いがイマイチ不明です。
しかし何時も町内民で大賑わい。
静かなら客足を心配し、賑わえば静けさを求め、お客とは勝手なものです。
オープンしてまだ半月。
それで既に数度もご利用とは、すごいですね。
混み過ぎなければいいですけど。