CODE BIKE

茅ケ崎市で自転車販売、修理を行う≪CODE BIKE≫のブログです。

鉄の魂! スチールフレームは不滅です。 下拵え編

2013年07月22日 | WORKS

皆さんこんにちは CODE BIKEの店長Nです。

7月に入ってから暑い日が続いて居ますが、皆さん体調管理は大丈夫でしょうか?

私は夏に為ると起きる時間が自然と早くなり、睡眠不足からなのでしょうねぇ… 

体のダルさとの格闘となります 苦笑   こうしてブログの更新して居ても横に為りたい…

先週中は気合いを入れて組まなきゃ行けない自転車が多い中、オーダーして置いた部品

がやっと集まり出したFUJI オリンピックの下拵えを行いました。

Dsc02318 まずはヘッドチューブの平行出しの為にフェイシング!

幾らMIYATAへ出したとは言え、この様な作業は

全て各店舗ごとで行うのが常識!

削りすぎない様に丁寧に上下の平行を出す為に

切削して行きます。

同じように今度はBB(ボトムブラケット)も左右の平行を出す為の

フェイシングと、BBのタップの立て直し作業を進めて行きます。Dsc02319

回転系の部品は上下、左右でベアリングが別々に

付いて居るので、平行の出具合で回転のスムーズ

さに差が出るので、慎重に作業を進めて行きます。

Cr-Mo製のフレームはこの様な下拵え如何で

乗り心地やスムーズさが変わるのも面白い所ですよねぇ 笑

さらに今回は車輪も手組での依頼なので、車輪の製作も立派な下拵えと為ります。

意外とお思いの方も多いでしょうが、昔は自転車を売る為には、まず車輪を造って置くのが

普通だったんですよ   またキッチリ組まれた車輪が無ければ、真っすぐ走る自転車が

組立られ無いのも事実なんですねぇ  笑

Dsc02323  それで材料はこれ! 

リムはアラヤのAR-713で、ハブはshimano105を

使用、スポークは14番のステンレスを6本クロスの

イタリアンで編んで行きます。

(何だか気のせいか私の手が異常にデカく見える…)

編み上がった車輪を振れ取り台へセットして、いよいよ締め込みを開始!

Dsc02324 ジワジワと丁寧にスポークテンションを上げて行

きつつ、振れが出ない様にと言うかぁ? 

振れを取りながらスポークのテンションを上げて

行きます。

その間に何度か車輪のセンターを確認!

写真下ねぇ

実はこの確認を頻繁にやらないと、センターのずれた車輪になってしまい大変な事に

為るんですよ 苦笑 

Dsc02325 振れ取り ⇒ テンションの確認 ⇒ センターの確認

ねじれたスポークの馴染みを出す為のしごき 

と、上記の作業を延々繰り返して好みのテンションに

なった所で8割方完成!  

さらにここから、時間経過による狂いや歪みを出

す為に1~2晩は放置して、さらに上記の調整を数回行いながら良く回る狂いの少ない

良い車輪に仕上がる様に、色々なお呪いを唱えて完成となるわけです。  いひっひ~

なんで組立よりも下拵えに時間が掛り、重要性は組立より高くなるのですねぇ  笑

次回はいよいよ自転車へ命を吹き込む組立へ掛って行きますのでお楽しみに!

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