昨年、まったく山歩きできなかったことを思うと、今年は一転、チャンスに恵まれ続けている。
恵まれているのならなおのこと、チャンスはひとつも逃さずに歩いておきたい。
そう思って、多少のムリなら押し切ってしまえ!とばかりに初夏の丹沢を歩きまくった。
丹沢主稜、丹沢主脈の縦走を軸にぐるっと歩いてきた、そんな感じ。
なんといっても、さっちゃんと一緒に3回も山歩きできているのは画期的。
これで弾みがついたのは自分でもわかりやすいくらい。
たくさんつくってくれた「おむすび」の効果も絶大だった。
それに、今年は久しぶりに秀春氏と2回、歩けてもいる。
若い友人、尾㟢ちゃんが山歩きにつきあってくれるようになったこともあり、
出かけるきっかけが新たに増えたことも大きい。
「山、連れて行って下さいよ〜。」とかるくのたまうのだが、
身体能力が圧倒的で、ひょいひょいと軽々と登っていく尾㟢ちゃん。
はっきり言って、連れていってもらっているのは僕の方。
彼が富士山にもつき合うと言ってくれている。
うれしいながらも「こりゃ、たいへんだぞ」と。
僕のいろいろを鍛え直さないといけない。
うまくいくときというのは、自分の都合ばかりではなく、協力してくれるひと、
同行してくれるひと、それとお天気の都合もよかったりするもので。
つくづく「恵まれた初夏を満喫したなぁ」と思う。
とりあえず、初夏の丹沢についてはひと段落ついたかな、という感じ。
2、3月を歩けなかったこともあって、4月のはじめにはなかなか身体が重かった。
ここからもう一度、身体と気分を作り直して、
「5月の終わりくらいに主稜縦走ができたらよいなぁ」くらいに考えていた。
一度はやっておきたかったことだし、初めての日帰り丹沢主稜縦走の計画だったから、
順序立てて「きっちり準備してから」でないと難しいぞとも思っていたのだが、
立て続けに山歩きできるチャンスに恵まれたので、5月終わりを待たずに実現できた。
「勢い」を駆ってわりとあっさり、というのは我ながら本当にめずらしい。
今年すでに10回の山行を実現しているが、そのうちの6回は4/12〜5/11のひと月に。
いくつかの幸運が重ならないと、ここまでうまく事は運んでくれない。
おかげで長く続いていたブランクに起因する不安は払拭できている。
なにより、この状況を「楽しい」と思えている自分の状態がうれしい。
あとは周到な準備と、軽いフットワークだけを維持できるようにつとめるだけ。
いざ!という時に、ササッと動き出せるようにするっていうのは、
これで地道な努力が必要だったりするしね。