それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「政治家に抱く思い」なのだ。

2024-10-04 17:39:59 | Weblog
 テレビで、“フレネミー”について掘り下げる番組があって、先日あった自民党の総裁選に出馬した小林鷹之氏(経済安全保障推進本部幹事長や日・グローバルサウス連携本部長等を歴任)がコメンテーターの一人として席に座っていた。先に用語を説明すると、フレネミーとは、フレンド(友達)とエネミー(敵)を組み合わせた造語で「友達でもあり敵でもある関係の相手」を指し、表面上は仲良くしているのに、実は裏では足を引っ張ろうとしていたり、陥れて出し抜こうとしていたり・・・そんな感じ。例えば、日本と中国。基本は相手の存在を快く思っていないけど、経済的・技術的な結びつきは切りがたいので大きな衝突を避けて関係を保っている・・・みたいな。
 で、番組では国レベルの関係性のフレネミーについてあれこれ語られていたんだけど、小林氏がフレネミーについての印象を聞かれた時、「国同士の関係は単純じゃないのでエネミーという言葉は使いたくない」的な事を言ってからあれこれ語り出したのだ。これを聞いた筆者の印象としては、まあ、これを断ってから話し出す気持ちは分かるんだけど、これだけを言って終わらせてしまう人が総理にならなくて本当に良かった。って感じだ。
 正直、筆者は政治に疎いし、今回の自民党総裁選も殆ど見ていなかった。総裁選は、何せどんなにしっかり見ていても、筆者の気持ちは何にも影響を及ぼせないイベントだからだ。で、小林氏の事も、このテレビを観るまで、一切知らなかった。なのに、上記の発言で、正直ガッカリした。
 いやね、気に入らない事があった国を盲目的に敵認定してキツ~くあたる事が国益に繋がらない場合もあるのは分かる。でも、現実に、常日頃から日本を敵視して、日本の国益・国格を損なわせようとする国は確実にあって、日本の内政に図々しく口だししたり挑発したり威嚇したり実際に行動に移したり、また、日本を軽んじて平気で裏切るくせに自分が大変になったら手のひらを返して助けを求める厚かましい国があるわけで、そういう国の日本への悪意ある言動に対して、小林氏だったら、多分今までの他の首相と同じように、大した事は言わず、何の制裁もしないんだろうなぁ・・・って。相手国をつけあがらせるんだろうなぁ・・・って。弱い日本を継続させるんだろうなぁ・・・って。経済だけを見て、多くの日本国民の気持ちを一切顧みないでガッカリさせるんだろうなぁ・・・って。たった一言から、そこまで思えちゃったのだ。
 以前、トランプ氏がアメリカ大統領になった時、アメリカ・ファーストを掲げて行動したら、日本の有識者やマスコミはその姿勢を大いに叩いた。でも、それを口にしないだけで、どこの国もそう思っているでしょ。中国なんか特に。韓国なんて、国際保全にはお金を出さず自国の利益を高める事ばかりしようとしてるじゃない。英米式の世界的国際規範に従いたくないけど自国は成長・繁栄したい国はいっぱいあるらしいじゃない。日本のお人好しさより中国のやり方の方がアフリカとか世界で結果を出しているじゃない。日本が国連で中国を相手にして決選投票したら、確実に負けるでしょ。
 立場が低い時は結構好き勝手言えても、立場が高くなるとしがらみが増えて威勢が弱まる事は分かる。でも、政治家にはもっと夢を見せてもらいたいのだ。『ジャパン・ファースト』。是非掲げて、実行していただきたい。ま、新総裁石破茂氏には、それは期待できないけど。立憲民主党やマスコミ、中国が受け入れている事が、その理由の一つだ。ってか、大体の立憲民主党やマスコミなんて、フレネミーでもなく、エネミーでしょ・・・って思えなくもなく思える。
 というわけで、石破氏によって日本はどうなってしまうのか、小林氏が今後どのような存在になっていくのか、という事を考えていたら、気分はモヤついてしまい、今日は寝られないかもしれないのだ。

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