それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「主人公はSSDの長期放置データ消失に夢を見る」なのだ。

2018-05-13 18:48:14 | Weblog
 パソコンのメイン記憶装置といえば、ハードディスク(HDD)が長らくその位置を占めていたが、ここ5年くらいでSSDがそこに大きく食い込むようになった。SSDとは、ざっくり言うと構造も機構も違うけどHDDのような使い勝手の物で、データの書き込みや消去を行うことが出来る。HDDと比べると、良い点は「データの読み書きが格段に早い」「省電力、静音」「振動、衝撃に強い」。欠点は「高価」「(後述)」といった感じだ。ま、値段が高いといっても最近は幾分下がってきたので、HDDの代わりに搭載されることも多くなった、というわけだ。
 そんなSSDだけど、特に注意しなきゃならないのが先ほどの欠点で伏せ字にした「使用しない期間が長期になるとデータが徐々に消えてしまい使えなくなる」という点だ。HDDは1・2年放置しても問題なく使えるけど、SSDは、メーカー毎にも異なるようだけど、1~3ヶ月放置するとデータに欠損が発生し、それが起動ディスクに関わっているたりすると起動が出来なくなってしまうのだ。筆者は、SSDにOSを丸ごとコピーしてバックアップ用に放置していたんだけど、最近1年ぶりに使用したらそれが発生していて、大変困ることになった。ま、でもどうやら完全にデータが消滅しているわけではなかったようなのだけど、データのどこかしらが勝手に欠けて、そこが復旧できない(SSDは構造上、データ復旧が現在は出来ない)となると、データの長期保存媒体としてはなかなか難しい物がある。
 ま、でも物は考えようで、今回そんな経験をした後に「あったら良いんじゃないかしら?」と思ったのが『SSD放電機』だ。これは、SSDに強制的に放電を促し、データを消去してしまうというものだ。物は、よくある小さな変換器くらいのサイズで、SSDと本体からのコネクタの間につなぐ。接続したら、パソコンにコントローラーソフトをインストールし、消去するまでの期間を設定する。で、設定した期間使用(通電)が無かったら放電機が作動してデータが消える・・・といった感じだ。怖いのは、内的・外的の誤作動による設定期間未満でのデータ消去やハッカーとかウイルスによる意図しないデータ消去だけど、これは使用前に使用同意書で「この機器によるデータの消去は、いかなる場合においても自己責任であり、開発、販売会社に責任を問わない」に“はい”を選択してもらう事で回避するとしよう。
 個人使用のパソコンは保存データを見られたくない人が大多数であり、自分の身に重篤な出来事が起こった時、気にすることの一つは、それが他人に見られたくないということだと聞く。特に、マンガを読んでいると、最近は異世界転生or召還が多く起こっていて、主人公達の大多数がそれが発生した際にパソコンの保存データを気にしている事実がある。でもこの機器があれば、後顧の憂い無く異世界へ行けるのだ。というわけで、マンガの主人公にも大きく寄与できるそんな装置を早いとこ作りたいと思い、その研究のために今日は寝てなんていられないのだ。
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