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古今和歌集を読む 10月の会

2017年10月21日 | 日々のこと
この春から
古今和歌集を、お稽古の皆さんと読んでいます。
何度も言いますが
読んでいるというよりは音読している、です。

本文を読んで、脚注を読んで、また本文を読む
という形です。

岩波の新古典文学大系の古今和歌集を
使っているのですが…
古典和歌の素人には注の注が必要な感じで
脚注を読むのにも四苦八苦です。

注にあがってる書名が読めないのもあるし
その注がいつの時代の
誰の書いたものなのかわからなかったり
中国の書なのか、日本の注釈なのかも
見分けがつかなかったり(笑)

まぁとにかく
まだ私たちは巻一の春歌上です。
今回は36番からでした。

で、
脚注のどうも誤植?らしいものを見つけました。

密勘顕注

脚注には、そうあるんですが
書名は『顕注密勘』らしいんですよね。

宮内庁書陵部の蔵書に江戸初期の写本として

顕注密勘

が収蔵されてるので
書名は顕注密勘ではなかろうか、と。

誤植?
それとも、密勘顕注とも言うのでしょうかね??
わかりませんが…

顕注密勘は藤原定家の著だそうです。
顕注は、顕昭の注ということだそうですが…

顕昭って、どなた?です。

顕昭さんは、定家と同時代の頃の歌僧で
定家の御子左家とは歌学として対立する
六条藤家に連なる人のようです。
ふーむ、ふーむ。
御子左家
あー昔、ちょっと聞いたことある!!

顕昭さんは定家さんと同時代というか
まぁ被っていますが
定家パパの俊成さんとも被っていました。
歌合の時の俊成さんの判定を批判した
六百番陳状というのを書いているそうです!
ほぉー

密勘というのは、内密の考え、とのことで
『顕注密勘』は定家さんの
顕昭さんの注に関する内密の考えを
書いたもののようであります。

ネットのコトバンクには
定家は顕昭の注説におおむね肯定的、
とありました。
俊成パパさんを批判している
御子左家と対立的な顕昭の説でも
定家は肯定してるんだ!
へ〜、と思いました。
あ、だから、密勘→内密なのかな?!
御子左家の者として定家は
大ぴらには言い難かったのかなぁ??
いろいろ立場があって、言いにくいけど
言ってしまいたい!
で書いたのが、顕注密勘なんですかねぇ?

それで、御子左家

一度聞いたらなかなか忘れないような単語です。
苗字とかではなくて
藤原家の家系の流れの一派を言う通称だそうですけど。


学部の時、必修なので気分的には仕方なく
中世文学講読を取っていました。

先生はとても物静かな方で
マイクを通しても声が細くて
お話しがよく聞こえなかった上に
私の方もちゃんと聞こうという姿勢が薄かったので、
ほとんど覚えていません。
ほとんどというか…
なんのテキストについての講義だったか
全然、覚えてないくらいです。

その当時の関心は古代から奈良時代まででした。
中世の和歌は自分には全然関係ないと思っていたから
ホントに全く関心持てなかったんですよね〜

でも、藤原俊成、定家、式子内親王の名前が
出ていたことと
御子左家、というフレーズだけは耳に残りました。

でもねぇ、せっかく講義に出てたんですから
今となっては、ちゃんと聞いておけば良かった
と思うことしきりです。
そうしたら
もう少し古今和歌集の時代のこともわかったかもしれません。


さて、古今和歌集です。
今月も、しどろもどろでしたが
当時、梅の花がは見るのではなく
香りを聞いて花を知り愛でる花だった
というのはわかりました。
もとは漢詩からの概念らしいですが
平安から中世には定着していたようですね。


それと、古今和歌集は古事記や日本書記よりも
さらに多くの注釈書があって
地層のように降り積もっているんだなぁ
ということが、だんだんわかってきました。
そうだとすると
注釈の研究もかなりあったりするだろうから
それを整理してる研究もあるかな、と思って。
そしたら、こんな本があるのを見つけました。

古今集注釈書伝本書目

本書は、近世末に至る古今集注釈書・伝授書約
1,700部を約300種に分類し、それぞれに通称
書名を付し、伝本書目形式で一覧したものである。
それぞれ所蔵者名・函架番号・簡単な書誌・奥書
の要点・研究上の留意点などが示されており、書
名のみでは判りづらい古今集注釈書・伝授書の素
性が容易に判定できるようになっている。
巻末の「巻頭一覧」「別称索引」を利用すること
により、いずれの注釈書に該当するかを検索する
ことができる。

へぇぇぇ!
古今集の注釈書、1700もあるんだ!!
びっくりです。
でも、なーんか便利そうな本です。


ただ、かなりお高い!
万単位の本です。
うっへ!
古典の研究書にはありがちですが…

近所の図書館にはなくて
中央図書館に1冊あるようです。
でも、貸し出しはしてなくて館内閲覧のみでした。

そのうち閲覧しに行こうかな、と思います。


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