ドッグランに置き去り…ワンコは駐車場を見ていたそうです…。

やるせない記事を見てしまいました。

いろいろ考えてしまって…

かなしく、さみしく、やるせない。

引っ越し理由に高齢犬置き去り　飼い主から謝罪文、持病薬　「捨て場でない」憤慨　東京ドイツ村で保護　

ドイツ村に、置き去りにした飼い主さんから、後日、謝罪？の手紙が届いたそうです。

記事によると、飼い主さんの手紙は以下のようです。

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手紙には「名前カール、５月２８日生、１２歳」とあった。さらには、犬を飼えない所に引っ越し、引き取り手を探したが見つからなかったことや、保健所へ連れて行く前にドッグランで遊ばせようとし、他の犬と遊んでいる姿を見て「ここなら楽しく過ごせると思い、思わず置いて来てしまった。申し訳ありません」などと謝罪文が書かれていた。「心臓が悪い」と粉薬も同封されていた。

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この手紙で捨て主さんは、引き取り手を探したけど見つからないので、保健所に連れて行こうとしたとありますが…

それは、12 歳になるまで一緒に過ごしたワンコを、殺されるかも知れないところに、連れて行こうとした…、ということですよね…。

保健所に連れて行こうとか、そういうことを考えながら、ドッグランに来たのは、死なせる前に遊ばせてあげようって、そういうつもりだったのかな、と思います。

それは、何のため？誰のため？

捨て主さんには厳しい言い方になりますが、それは犬を捨てようとしている自分への気安めであって、カールのためにしていることではないですよね？

優しいことをしてるつもりかも知れませんが…喜ばせておいて、悲しみのどん底に突き落とす…優しさや思いやりとは正反対、姑息で冷酷な行為だよ、と思いました。

どんな事情があるのかわかりません。

探しても探しても、本当に見つからなかったのかも知れません。

そもそも、どうしてワンコが一緒に連れて行かれないところへ引っ越しするのか…、そこが大きな疑問です。

いろいろわからないですが、とにかく、事情があったのだろうとは思います…。

世の中、自分の力ではどうしようもないこと、というのがありますが…今回の事態は本当にそう言えることなのか？と思ってしまいます。

飼い主さんと一緒にお出かけしてきて

ドッグランで、自由に遊んでいいよ、

とされた時の、カールの気持ち。

きっと楽しく、嬉しかったに違いないと思うのです。

それまで、飼い主さんがどんな風に接していたかわかりませんが…、

引っ越しが決まって、

犬はダメとなって、手紙を信じるなら、

他の飼い主さんを探していることで、

何か不穏なものを感じたりしていたのではないか？と思うのです。

この飼い主さんは、カールのいる場所で

連れていかれないとか、置いて行くしかないとか、そんな言葉を発していたりしなかったでしょうか？

私は、人間同士のようには犬に言葉は通じないとは思いますが、思いや心は確実に伝わっていると思います。

言葉自体はわからなくても、ワンコ達は言葉を発する人の心は察していると思います。

だからカールは、飼い主さんの様子に何かしら不安を抱えていたのではないか？

と想像してしまいます。

それなのに、今日は一緒にお出かけして　公園のようなところに連れて来てくれた！遊んでいいよと言ってくれた！

カールはその時、嬉しかったろう、と思うのです。

それなのに、そのまま、飼い主さんは自分を置いて行ってしまった…？？

一緒に遊んでいた他の犬達は家族と一緒に帰るのに…自分だけ、そこに取り残された。

カールはそこに置いて行かれた、と理解できたのでしょうか？

ドッグランにいた時は

駐車場の方を見ていたという、カール。

散歩に行くと、入り口付近でウロウロするというカール。

飼い主さんを待っているのだろう、とドイツ村でカールをみてくれている方が仰っています。

私もカールは飼い主さんを待っているのだろうな、と思います。

そんな仕打ちをされても、まだ待っている。

捨て主さん…いえ、カールには

大好きな飼い主さん、

大好きな飼い主さんを、今でも待っているのですよね。

切ない、やるせない。

信じてやまない犬の思いの一途さが

切なく、やるせないです…。