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くるみ、歯肉炎が悪化、手術しないといけないことに…。

2020年04月05日 | くるみとチコちゃんのこと
くるみは歯肉炎が悪化してしまい、来週、検査の上、多分外科手術することになると思います。

奥歯や歯の裏側に歯垢が溜まってしまい、無麻酔ではできないので、全身麻酔しないと取れない状態です。

それと一部の歯では、歯周病がかなり進んでいる可能性があるそうです。

検査のためにはレントゲン等が必要ですが、それも麻酔をしないとできない検査なので…。

麻酔をして、検査で状態を確認して、歯垢や歯石を取るスケーリングや、必要なら外科治療を行う、ということになるそうです。


くるみ、ごめんね………。

歯周病菌のとこも、
歯周ポケットが出来てしまったら、
きちんとケアしないといけないことも、
歯周病が歯肉炎になると、歯周組織が壊れてしまい、一旦壊れてしまった歯周組織は元に戻す事が出来ないことも、
ペット栄養学講座の中の講義で聞いて、
知識では知ってました…。

なのに、結局はこんなことになってしまって…。


くるみがうちに来たのは、5年前。

その時、近所の動物病院で健康診断してもらったのですが、特に心配する箇所はありませんでした。

ただ、犬歯の上あたりに赤みが出て少し炎症がある、と言われました。

くるみはおとなしい性格で、どこを触っても怒ったり嫌がったりするそぶりは見せないのですが、さすがに歯ブラシでの歯磨きは前の方の歯しかできなくて…。
それで、歯磨きティッシュも使ってしていました。

しかし、だんだん口臭が気になる感じになってきて、うまく口腔ケアできていないなと思いました。

かかりつけの獣医さんに、何度か相談しましたが、先生はこの年齢になれば多少の口臭はある、年齢の割にはくるみの歯はきれいだ、というくらいで…。
先生は歯石、歯垢についての関心度はあまりないようなので、他を探さないと、と思いました。

先生は動物好きで、動物をよく診てくれるし、飼い主さんの訴えにも親身に対応してくれる、そういう意味では、とてもいい先生ですが、口腔ケアに重点はないようです。
多分、一般的な動物病院は、そんな感じではないかという印象があります。

くるみの状態を診てくれる、専門的な病院を探さないと、と思いました。

それで…
わりと近くに動物の歯科があったので行ってみました。

歯医者さんでの検査の結果、深刻な段階の歯はなく、歯垢が溜まってる歯はあるが、どれも、麻酔無しのケアでできるということでした。

やれやれ良かったと思ってお願いすると、歯垢が取れてきれいな歯になり、口臭も収まりました。

それで、家でのケアが届かないところをやってもらうつもりで定期的に通いました。
歯医者さんに定期的に見て貰っているので、安心だという思いがありました。
家で奥歯までできてなくても、歯医者に行った時に取って貰えるだろうという油断があったと思います。

しかし…ペット栄養管理士の講座を受けて、無麻酔の治療では、見た目に歯はきれいになるけど、歯周病は治らないという話しを聞き、愕然!

確かに、くーちゃんの歯はわりときれいなのに、少しすると口臭がしてきてしまいます。

講座の先生は、
無麻酔ケアが増えて来て、結果自分のところに、見た目は白いきれいな歯だけど、歯周病が重症化したワンコが駆け込んで来る、と。

歯周ポケットができないようにケアするには歯磨きガムやテッシュの歯磨きでは届かない、歯と歯肉の間をきちんとブラッシングしないと意味がないんだよ、と。

ものすごくドキッとして、くるみに当てはまりそうだと、思いました。

今通っている歯医者のケアではダメじゃないかという気がしました。

家ではサプリを使ったり、歯ブラシでケアしたりしましたが…もっと悪化させてしまっているだろう、という感じがしました。

犬の歯の専門医は、うちから行かれる範囲では、それほど多くは見つかりません。

それに専門でも、病院によって、ターゲットや方針に違いがあるのだとよくわかりました。

実際には、行って話してみないとわからないですね。
でも、このままにはできないので、歯の治療をしてくれる病院を探して、行きました。

結果…

くるみの歯肉炎はかなり進行している箇所がある、歯肉ポケットがかなり深い、骨に達してるかもしれないが、麻酔して詳しい検査をしないとわからないが、手術が必要になるだろうと言われました。

先生に今までの経過を話したのですが、

無麻酔で歯垢を取るような口腔ケアが有効なのは、歯肉炎や歯周ポケットなどない健康な状態の場合のみ。
それ以外は、歯についた歯垢が取れて、見える部分の歯がきれいになるだけで、肝心の歯周ポケットには届いていない。
届いてないだけでなく…
歯周ポケットに歯垢を押し込んでしまい、より菌の繁殖をさせてしまってる可能性がある、ということでした。

………くるみ、ごめんね。

炎症がある、口臭がしてきたという時点で、無麻酔のケアなどせずに
麻酔をして歯の治療をすべきでした。
きちんと一旦、歯周病の進行を止めてから、いろいろなケアをすれば良かったのです。

講座では、歯周病菌は、臓器や心臓など全身に影響するとも、聞きました。

いくら食べ物に気を使っていても、これではほとんど意味がなくなってしまいます。

シニアのくるみに全身麻酔は心配ですが、歯の治療をきちんとして、くるみの健康を守らなくてはと思います。







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