今日、皇居内に作られた大嘗宮で、一代一度の大嘗祭が行われます。
私、新嘗祭に代わって大嘗祭を行うのだから、祭祀の日は11月23日だと思っていたら、今日だったんですね!
もともと、新嘗祭も11月の第二の卯の日にしていたもので、明治だったか戦後だったか記憶が曖昧ですが、近代になって11月23日に新嘗祭を行うようになったんです。
なので、本来の祭祀の日程である第二の卯の日に大嘗祭を行うのですね。
調べたら今日は
乙卯 きのとう の日でした!
大嘗祭の祭祀次第は秘儀なので、どんな儀式か本当のところは、当事者である天皇しかわからないですが…。
長時間の祭祀と言われていますが、
神様と対峙対面するようなお祭りは、寒い時に、ものすごい潔斎をして、寒い中で長い時間行われるのですよね。
それは、祭祀者が天皇陛下であっても変わらない負担を求められ、求めの通りに行っている、ということが神事を尊くあらしめている一つの根拠なのかなぁと感じます。
いろいろなお祭りを見学しましたが、
体力の限界を超えてるんじゃないか?と思うような、厳しい儀式次第や行を勤め、祈る人を見て、美しいと感じ、祈りをありがたいと感じます。
当事者としては、だれも見てないところでは、緩んでいたとしても人にはわからないですが、そのような行を行う人は、他者の視線など全く関係ないのだろうと思いますし、誰も見ていなくても、やるべきことをしているのだろうと、感じます。
天皇陛下も、今夜、誰も見ていなくても、大嘗祭の祭祀に求められる潔斎と、定められた儀式次第のお勤めを間違いなくなさるのだろうと思います。
それと、天皇陛下ご自身の祭祀に加え、
大嘗祭が行われる今日は、神社でも特別な祭祀が行われます。
伊勢神宮や出雲大社の大嘗祭当日祭が
有名ですが、その神社だけでなく
日本各地の多くの神社で大嘗祭当日祭という祭祀が行われます。
日本の各地の神社で祈りが溢れていますね。
調べたことはないですが、お寺も大嘗祭に向けたお勤めはあるのかなぁ??