ワンコと暮らしはじめたら

ワンコとワンごはん、日々のこと
くるみと一緒に過ごす時間

鹿島神宮 神社の呼び方について

2017年05月21日 | 奈良と、神社と、好きなものごと
最近、神社に行ってないなぁと思い、
どこかにお参りに行きたいなぁと。

少し前に春日大社のことを書いたので
鹿島神宮に行ってみようかなあと思います。

※鹿島神宮は春日大社のご祭神の
建御雷神様の元の神社です。
春日大社とご祭神については5/13、5/15に
記事を書きました。

鹿島神宮の建御雷神様が白い鹿に乗って、
奈良へ行って、春日大社のご祭神になりました。

だからといって、鹿島神宮に建御雷神様が
いなくなってしまったわけではなく
ちゃんと居られます。
神様は分身可!なのです。

例えば、
神奈川県に鎌倉に鶴岡八幡宮という
神社があります。
こちらのご祭神は
応神天皇(おうじんてんのう)
比売神(ひめかみ)
神功皇后(じんぐうこうごう)
の三柱で、
総称して八幡神様とお呼びしています。

この鶴岡八幡宮は
源氏が京都の石清水八幡宮から勧進して、
お社を建てました。

でも、京都の石清水八幡宮の八幡様も
元は、大分県宇佐市にある
宇佐八幡宮よりお招きして、創建されたものです。

鎌倉の八幡様は、元は九州のご出身なんです!

そういう大きな神社でなくても、
地名➕八幡宮という形で呼ばれている
場合が多いかと思いますが
日本で最もたくさんあると言われている
八幡様のもとは、宇佐八幡宮なんです。

そして、八幡様には先にあげた三柱の神様、
または応神天皇だけの場合や
応神天皇と神功皇后の二柱がお祭りされています。

八幡様だけでなく、
稲荷神社(いなりじんじゃ)とか、
熊野神社(くまのじんじゃ)とか、
厳島神社(いつくしまじんじゃ)など
各地にありますが

それぞれ
稲荷神社は京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりじんじゃ)、
熊野神社は熊野三山、
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)
厳島神社は広島の宮島の厳島神社
が、もとのお社です。
そこから、御分社されて広がっています。

熊野大社は熊野三山で、熊野の神様です。
熊野三山は修験道とも関係あり、
お話しするととまらない(笑)
とてもとてもとても長くなりますので
また機会があれば。

という感じで、神様は分身されて
お招きされた土地の神様となり
氏子さんたちの崇敬を受けながら
その土地土地にお鎮まりになって
お守りくださっている、というわけです。

鹿島神宮、ふと、鹿島のお社を、
何故、鹿島神宮というのでしょう?と
思いました。

八幡様の御祭神は、ずばり、応神天皇ですから
もちろん、皇室の神様です。
伊勢神宮、橿原神宮(かしはらじんぐう).
明治神宮など、みなご祭神は〇〇天皇なので、
皇室の祖先を祭る神社です。

私は神宮という呼び方は、皇室の祖先にあたる
神様をご祭神としてお祭りしているお社を
神宮というのだと、思っていました。

建御雷神様は中臣氏、藤原氏の
御祖神(みおやかみ)で、
皇室の御祖神ではないです。

あ、熱田神宮(あつたじんぐう)は神宮ですけど、
ご祭神は草薙劔(くさなぎのつるぎ)で
天皇ではないですね〜。

鹿島神宮と関係深く、対の関係のように言われる
香取神宮も神宮ですが、ご祭神は
経津主命(ふつぬしのみこと)で、天皇ではありません。

神宮=天皇家の神様というのが、
どうも思い違いのようです。

きっとそういう基本的なことなら
神社本庁のホームページに説明があるかなと
思ってみたら、ありました!

神社、神宮、宮、大社の違い

神宮は
古代から皇室に縁の深いつながりを持つ神社、
または天皇をご祭神とする神社、だそうです。

ほぉー、なるほど。
熱田神宮の草薙劔は、三種の神器の一つですし、
鹿島神宮、香取神宮の神様も、
天孫降臨、葦原中つ国を平定の神話で
重要な働きをする神様ですから
深いつながりの神様ですね、なるほど。


ちなみに、神社本庁とは
神宮を本宗と仰ぎ、全国の神社を包括する組織、
宗教法人だそうです。

私のイメージは奈良時代の律令制にあった
神祇官の末裔…みたいな感じでしたが
ちょっと違うかも。

でも、現在の神社のスタンダードを作って
仕切っているところ、
ということでいいのでは、と思います。



私は特に、何々教を信心しているとか
何かひとつをひたすら信じ敬うという信仰は
持っていませんが、
自然や、これまで人々の暮らしてきた日々の
重なりである時間・歴史を重んじ、
崇敬する思いは持っております。

スペインに留学した時、信仰はなんだ?
と聞かれることがよくありました。

当時の私は、
はぁ?
信仰?
宗教?と、全くはてな?で、
どうしてそんなことを質問されるのかさえ
不思議でした。

でも、特に信仰してる神様はない
信仰は持ってない、というと
聞いた人の方がびっくりしていました。

欧州諸国の人からしたら、
信仰がない、と答える人がいることが
驚きだったようです。


そもそも、神話の勉強しようと思ったのは
スペインに行って、私は日本のことを
全然知らないんだなぁと思ったからでした。

大学以降、日本の文化、精神性というのは
どんなことなんだろうと考えてきましたが
それで、おお、わかった!ということも
未だありませんが…

今は…日本人は無宗教、
というわけではないよなぁと、思っています。
特定の宗教の信仰をしていない=無信仰
ということではなくて

何かを尊び敬う思い

これが多くの日本に暮らしてきた人々の
思考や行動の深層にある信仰ではないかなぁと、思うこの頃です。

山や海や風や森や岩、石一つ、
鳥や馬、牛、魚も蛇も虫も
花や木や草、落ちた実も折れた小枝も
家や柱や椅子や壁、
着ていた服や、履いていた靴、お箸もお茶碗も
そういう様々な物、事、事象、現象全ての中に
それだけではない
何か
を感じ思うことが
日本にむかしからあった信仰かなぁ
と思うこの頃です。

もったいないとか、ありがたい
というのが、日本に流れる信仰心かなぁ、と。


話しが大きくそれてしまいました。
鹿島神宮の、名称から先に進みませんでした。

鹿島神宮のお話しは、
お参りしてから、またお話ししたいと思います!


ちょっと悩ましいのは、
鹿島神宮に確認したら、ワンコはNGだとの
お返事だったことです。

以前何度かお参りした時は、鹿島神宮の森は
公園にもなっていて、ワンコを散歩させてる
人もあったんですよ。

だから、ワンコOKだろうと思っていたんですが
残念です。

OKだったものが、NGになったのでしたら、
なおさら残念です。

お参りは交代で行くしかないかぁと思います。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。