私が非浸潤性乳管癌と診断されるまでとそれからのこと。

2019年5月乳房部分切除術後、32歳の時に非浸潤性乳管がんと診断されました。35歳で結婚。

密かな婚活話。Aさん⑥ ~完~

2020年12月31日 | 密かな婚活話。
病気に関していろいろズバッと、
グサッと言ってくるAさん。

多分、人によっては気分を害して
帰ってしまうんじゃなかろうか···

1つ傷つけてしまったかなと思ったのは
「だから僕みたいなおじさんと会ってくれたんですね。」と言われたこと。

「確かにある程度年の離れた方なら、
いろいろ経験もあるし、
受け止めてくれる人がいるかもと
思ってました。」と謝りました。

すると
僕は親戚が病気して面倒みたりしてたから、わりと理解できるけど、なかなか理解してくれる人の方が少ないんじゃないかな。」と。

確かにそういう覚悟ではいるけど···

(あなたのは理解ではない。
理解してる風の自分に酔って
そのつもりになってるだけだと思う)

もちろん最初に
「命が一番だから、もし胸がなくなっても、気にしない。」と言ってくれたことや、

「友達が医療の研究所で働いてるから、
いろいろ聞いてみようかな。」

など、有難い言葉もありました。

いろいろ話してすっきりしたのか
「ごはん食べましょう!」と
元気に言うAさん。

どうしようかなと迷いましたが、
ちゃっかりごちそうになり、
帰りにまたお菓子や
身体を気遣ってくれたのか、
身体に良さそうな食材をくれました。

「また何かあったら話してくださいね。」と言われ、終了しました。


そして、家に帰ってからどっと疲れが···

私の病気話メインで終わってしまい、
ごはんもごちそうになったので、
その日にお礼のメールをしました。

するとしばらくして返信が。

「身体のこと話してくれてありがとうございました。

(省略)

僕には何でも話してくださいね。」

と最後に電話番号が記載されてました。

電話することはないだろうな···と思い
登録もせず、返信もその後しませんでした。

すると、翌朝またメールがきてました。

「昨日は知識もないのにいろいろ言ってすみませんでした。
気分を悪くされてらすみません。
(省略)
僕の言ったことは気にしないでください。

みたいな内容でした。

...

いろいろ言った自覚はあるんですね。
いや、気にしますよ···

このメールが気分よろしくないわ!と
思いつつ...

話ができてよかったこと。
変に気使われたりする方が気分よくないので、謝らないでください
みたいな内容と、
最後に身体お気をつけてと送りました。


そして、その後Aさんからの
連絡はありませんでした。


きっと彼の中で時間が経つにつれて、
不安が募り、どう向き合えばいいかわからず、最後は面倒くさくなったのではないかと思います。

(ママにまた相談したのかしら)

いろいろ言われたけど、
変にフェードアウトされたり、
最初から拒絶されるよりも、
一端受け止めて?もらって、
話ができたのはよかったなと思いました。

こんな感じでAさんとのやりとりは終わりました。

~完~


今年もご訪問いただいた皆様、
本当にありがとうございました。

お身体気をつけて、
良い年をお迎えください。

密かな婚活話。A さん⑤ 3回目。ママに言わないで。

2020年12月30日 | 密かな婚活話。
がんであるとメールで伝え、
それでももう一度会って話したいと言われ、
会うことになりました。(3回目)


ってまた、同じズボンじゃん!

3回目~!

(外で話をしたので上はわかりませんでした)

2~3日眠れなかったというAさん。
主に私の病気のことについて話しました。

症状から手術治療までの流れや、
再発リスクなどを聞かれ、最初の方は
「命が一番だから、もし胸がなくなっても、 僕は気にしません。」など、
割と受け止め?の言葉をくれたのですが、

だんだんと話していくうちに、
Aさんの本音が見えてきました。

いろいろ私の病気については、
調べてくれていたようで、

「全摘すれば再発リスクは減るんですよね?
じゃあ取っちゃた方がいいんじゃないですか。

(そう簡単に言うなよ)

「母にも相談したけど、
30代なら(全摘しても)そんな未練ないわよって。別に病気だからと反対しないし、あんたの好きにしなさいって言ってた。」

(確かに胸に未練はないけど
いろいろ考えて今こうなんですよ、
お母さん)

って···

ん?

?!

(お、お母さん!?に言ったの?!
普通言うかね?!母1人子1人だから、
距離感が近いのはわからないでもないけど···
マザコンなの!?
いや、それだけ真剣に考えてくれてるってこと!?
でも、ちょっと理解し難い···)

若年性がんの方の中には2人で相談して、
相手の親には(今は無治療なので)言わずに結婚されてる人も知っていたので、

ちょっとこれは何とも言えない感情に...

そして
「もし子どもができても、
病気になりやすいとか遺伝することもあるのかな? 障害とか持つ可能性も高いのかな?」とか...

(何か気に障るなぁ...)

あぁ、この人子どもは無理してまでは望まないと言ってたけど、やっぱり欲しいんだなぁと。

同級生がもうすぐ子ども生まれるから、
まだいけると思ってるんだろうけど..

もし授かれたとしても、
子どもが成人する頃には
あなた定年ですよ?

そこはどのようにお考えで?
(聞けなかったけど)

男性不妊も理解しているとは言いつつも、こちら側のリスクばかりを気にして、現実をあまり見ていない、
夢見がちな人なのかなと思いました。

他にも
「年齢で相手を選んでる訳ではない。」
(子ども望んでるから選んでるよね?」

「本当はこの話がなかったら、
お付き合いしてほしいと言おうと思ってた。」
(こっちはそこまで考えてませんけど?
何だか私の方が勝手にフラれた感じに...)

など、数々の気になる発言が続きました。



密かな婚活話。Aさん④ がんだとメールで伝えたら。

2020年12月29日 | 密かな婚活話。
自分の病気のことをメールで話し、
次の日の夜にAさんから返事がありました。

「お身体のこと話してくれてありがとうございます。

(省略)

いくつか質問させていただきますね。

今は完治ということですか?

再発の危険もありますか?

妊娠への影響はありますか?

メンタル面でうつとか大丈夫ですか?」


など...


...


確かに何でも聞いてとは言ったけど、
結構突っ込んでくるなぁ

ちょっと圧倒されてしまい、
慎重に返事を返そうとその日は返しませんでした。


すると、翌朝...
再度Aさんからメールが来ていました。

「昨日はごめんなさい。
気分悪くされてたら謝ります。
身体のことを知っても
また会ってお話したいと思います。
もう一度会っていただけませんか?

と...


一応、昨日の夜に来たメールの質問には
簡単に返事をして、

どうしようかなと迷いましたが、
これも経験だ!と思い、
もう一度会うことになりました。







密かな婚活話。Aさん③ 深い話をする。

2020年12月28日 | 密かな婚活話。
2回目に会ったAさん。

ランチを終えてお茶をすることに。
勝手に私のテンションは下がっており、
会話もあまり弾まず、沈黙が続いた時···


Aさんが自分の希望などを話はじめました。

▪相手に求めることは特にない

▪仕事も正社員でもパートでも好きなように

▪今は実家暮らし(訳あって実家に戻り、訳なくなってもそのまま住んでいるパターン...)だけどすぐ同居しなくても良い。家を建て直したからゆくゆくは同居できれば。家賃も浮くので。

▪子どもは欲しいけど不妊治療とか相手の体に負担がかかることがあれば望まなくてもいい


など···


「◯◯さん(私)はどうですか?」と聞かれ...

(あんまり考えたことなかたったけど...)


·穏やかに暮らしていきたい

·最初は同居したくない

·子どもは欲しいが必ずしも授かれるとは限らないので、できたらいいなくらいの気持ちでいる


そんな感じで伝えました。


その後お互いの家族の話などになり、
私の家族ががんで亡くなっている話もしたりして、割と深い?話に···

その中で、

「体は大丈夫ですか?
健康診断とか受けてます?」と聞かれ···


ギクッΣ(;`∀´)


「···今のところ大丈夫です!」
(今は無治療だし...)


と、とっさに答えてしまいました。


まだ会って2回目で、
実は私もがんですとは
さすがに言えませんでした。
(言いたくもなかった)


正直こんな感じの話になるとは思っていなかった。

そんな感じで少し突っ込んだ?話をして、その日は終了しました。


そして、帰ってからAさんから、
また会ってくれませんか?とメールが。


今日話の中で自分の病気のことを話すタイミングがあったのに話せなかったことが、気になってました。


このまま言わずにずるずる会うのは良くない気がする···


そう思い、その前にお話しておきたいこがありますと、メールを返しました。


.自分の病名と手術+放射線治療をし、
今は無治療であること

.この話を聞いて無理だと思ったら
会うの断ってください

.気になることがあれば何でも
聞いてください

そんな内容を送りました。


やはり動揺されたのか、
その日は返事がありませんでした。

そして翌日の夜に返事がありました。


密かな婚活話。Aさん②前回と同じ服で登場。

2020年12月27日 | 密かな婚活話。
2回目会うことになった40代のAさん。

前回はお茶だけでしたが、
今回はランチをすることに。

探してくれていたお店へ。


席に着いてAさんがジャケットを脱いで気づく...


あれ?前回と同じ服...ですよね?
待ち合わせの時、前回と同じズボンだなとは思っていたけれど...

寒くなったからジャケットは
厚手のものになってましたが、
中は同じ洋服でした。

(上下色や生地が好みではなかったので、余計に覚えている)

...


同じ服で来るかね!?
新しそうな服ではないし、
むしろ色あせやシワあるし...

私もファッションには疎い方だけど、
それなりに気を使って来たぞ!

ちょっとテンション下がる


気を取り直して...


何にしようかな~と
メニューをパラパラと見て、
「これにします!」と決めると...


「じゃ、僕もこれで。」と


メニューをほぼ見ることもなく、
一緒のものを注文されました。


!?


自分の意思はないのか?

それともこういう場では
同じものを頼むのがベターとかあるのか?


と、何だかまたテンション下がる


料理が来たので、
再度気を取り直していただきます。

(箸の持ち方チェック!問題なし。)


何だか前回より会話が弾まない。
コロナもあるので控えめになってるのもあるけど...

前回話したことを聞き直したり、
他愛もない話をし料理も食べ終わり、
混んできたので短時間でお店を出ました。


「お茶でもしますか?」と言われ、
帰るのも早いなぁと思い、
お茶できるところを探しに行くことに。


そこでエスカレーターで下っている時に、
Aさんの頭頂部に目がいったのですが...
何か白い粉が全体的についている。

皮膚弱いのかな?
フケかな...?

清潔感はあってほしい...

(またテンション下がる)


少し歩いてお茶できるところを探し、
席に着きました。

ここまで勝手にテンションが下がっている私は、話もほぼ受け身になっていました。

ちょっとぎこちない会話が続き、
少し沈黙が続いた頃、

Aさんが
「こういう場(婚活)なので、
僕の希望というか、思っていることをお話しますね。」と


急に話はじめました。