総裁選後の衆院選で自民党は、統一教会の応援なしで戦わなくてはならないハメに。今回の朝日新聞の報道で安倍元首相と統一教会の密接な関係が白日の元に晒されたが、それでも統一教会と二人三脚で選挙を乗り切らなくてはならない自民党にとって苦しいものになるのは当たり前であろう。"コメ隠し"疑惑もあって、国民の怒りはかなり高まっているところに、日本人の一般庶民からカネをまきあげてきた韓国系宗教団体である統一教会だが、政治団体の一面も持っている。自民党に深く食い込んで、オウム真理教などの公安調査庁指定の危険な団体名簿への掲載を抹消させたりして、悪徳商法を続けてきた過去がある。見返りに総裁選で安倍元首相を応援したり、安倍後の総裁選でもその意向を汲んだ候補が当選する様に統一教会の信者を自民党に入党させて票を入れたりしていたと聞く。これがために信者の家族は塗炭の苦しみを受けて、この前の銃撃事件に発展したりしている。"コメ隠し"でしこたま儲けた中間業者からのキックバックが自民党総裁選挙での工作資金に充てられているとの噂も絶えない。政治パーティーで資金稼ぎができない自民党は新たな財源に"コメ隠し"での儲けを企んだのではないかと言う疑いが拭えない上に今度の安倍自民党と統一教会の癒着はこの次の総選挙でどんな結果を生むのであろうか。野党立憲民主党は、野田元首相という総理経験者を前面に押し出して政権奪還を図ろうとしている。さて、この動きはどんな結果になるのであろうか。蓋し見ものである。
今度、朝日新聞でスクープされた安倍元首相と統一教会の会長とが首相官邸の執務室で先の参院選挙の数日前に会談をした証拠写真。同席したのが萩生田光一元政調会長、岸信夫元防衛相、統一教会元会長、勝共連合幹部等らだそうである。ネトウヨの面々が安倍元首相と統一教会は無関係で山上容疑者は、関係があると勘違いして狙撃してしまっただけと喧伝していたが、それが完全に覆されたと言う印象である。どちらにしても、今度の総裁選挙ひいては、その後に行われる衆院総選挙に与える影響は大きい。自民党にとって統一教会は、公明党における創価学会の役割を負っているからである。公職選挙法の関係から選挙運動員に報酬を払ってはならないからポランティアでビラ配りやポスター張りを手伝う存在が絶対に必要だからだ。もし統一教会の手助けがなければ落選の憂き目に遭う議員も相当数にのぼるのではないかと言うことである。統一教会と安倍元首相が近しいと言うことは、当然ながら安倍元首相に近い議員たちは統一教会と近いと言うことになり、高市早苗議員なども当然に近いと考えられる。安倍元首相が先の総裁選で高市議員を推していたのは有名で公開もされている。最後の決選投票に残れなかったので統一教会との関係をそれほど議論されることもなく終わったが、今度はそうはゆかないだろう。財界からの応援や保守層からの支持もあり決選投票に残れたらヒョットしたらひょっとの立場にいる高市議員だから、統一教会と無関係だと言うレッキとした証拠を示さなければならないだろう。