最近、
『地球にやさしい』という言葉や活字を良く見聞きする。
地球温暖化などの環境破壊に対する人間の反省と、意識変化の表れなのだろう。
でも、
地球ってそんなにヤワなのか?
実際、地球上ではいま、温暖化や環境破壊の影響で、絶滅の一途をたどる動植物の姿や、海面上昇に伴い国が消滅寸前だったり、異常気象による全世界での災害が伝えられている。
地球に住んでいる生物である人間にとっては、大きな問題であることに違いない。
でも、
地球を一つの生命体と考えた場合、それは、
チョット風邪をこじらした程度なのではないのだろうか?
風邪をひけば、人間だって熱が出て身体に有害なウイルスを退治しようとする。
それと、何ら変わりはない。
でも、問題なのは、その有害なウイルスが何なのかと言うことである。
つまり、有害なウイルスというのは
人間であって、地球のお熱
によって、ウイルス(人間)が退治されるだけのことである。
そして地球自体は、何千年、何万年、何億年かけて、自らの自然治癒力によって正常な姿に戻っていくだろう。
だから、
『地球にやさしい』なんて言葉は、人間が地球という大きな存在よりも上に立ったものの言い方であり、人間の思い上がりだと思う。
いま、我々がやっていることは、地球にやさしいのではなく、自分たち
『人間が生き延びるため』の行動であって、それを
地球のためにやってあげてるみたいに勘違いをしている。
地球上が人間の住める環境でなくなってしまうだけのことであり、人間が地球上からいなくなるか、著しく減少すれば、それに伴って地球は新たな生態系を作り、ゆっくりとしたペースで正常な姿に戻っていくだろう。
いま、二酸化炭素の排出量を一気に減らすことが出来たとしても、地球温暖化にブレーキが掛かり出すのは10年先だと聞いた。
当然、ブレーキが掛かり出すまでの10年間は、現状が維持されるわけではなく、温暖化の悪影響は加速し続ける。
ものの本によれば、地球温暖化の影響で、今後10年間に数十種類の動物が絶滅し、異常気象や病気で相当数の人間が死んでいくそうだ。
地球上に住まわせてもらっている人間は、科学の進歩などで、あまりにも傲慢になりすぎてしまったのだろう。
人間も地球という生物の生態系の一つなのだと言うことを肝に銘じて、共存の仕方をもっと真剣に考えなければならないと思う。