夜泣きは適切な対策で簡単に治すことができる--理学博士の夜泣き対策--

夜泣きには明確な原因があります。原因はお母さんの生活習慣、育児の仕方などであり、赤ちゃんや幼児にはありません。

体を温めると寝付きがよくなる?

2011-12-13 13:32:36 | 夜泣き
   中谷 勇  元 山形大学理学部教授
   Mail: i-nakatani@cpost.plala.or.jp

 これから寒い冬になりますね。マスコミが体を温めると寝付きがよくなると報じていました。これが本当かどうかは、体温について正しいことを知るとよいでしょう。

体温リズム
 正常な生体リズムでは、体温は起床直前が最低で、夕方最高になります。普通、最低と最高の差は1℃以内です。
 リズムが正常な場合、夕方から体温が下がり始め、ある程度下がると眠くなります。このリズムは体内時計がつくっています。このことを理解すると、体は、暖め過ぎても冷やし過ぎても寝付きがわるくなることがおわかりと思います。

体を温めると眠れるのは
 体を温めて寝付きがよくなるのは、寝室内や布団の中が寒い時です。だからと言って温め過ぎると寝付きが悪くなります。
 夏季など寝室内が暑い場合は、涼しくすると寝付きがよくなります。

寝付きを考慮すると入浴は
 暖かい、あるは暑い季節は、早めに入浴し体をさますと寝付きがよくなります。就寝前に、スポーツや運動で体を温めると寝付きがわるくなるのは、暖かい、あるは暑い季節です。
 寒く、体が冷えている場合は、就寝直前の入浴で体を温めるとよいです。

 図を参考にしてください。体温が夜に正常な状態より高くても低くても寝付きはわるくなります。

 以上のことは、夜泣き対策でも全く同様に考えることが大切です。
  

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