知らない世界へ帰りたい(日本探求)

自分の祖先はどんなことを考えていたのか・・・日本人の来し方、行く末を読み解く試み(本棚10)。

「柳田国男・南方熊楠往復書簡集」

2017年05月05日 05時57分18秒 | 民俗学
柳田国男・南方熊楠往復書簡集
平凡社、1994年発行



Nature論文50編以上という“知の巨人”南方熊楠と、“日本民俗学の父”柳田国男による手紙のやり取りをまとめた本です。
南方熊楠は博物学者として紹介されることが多いのですが、彼の守備範囲はそこに収まらず、神社合祀反対運動など民俗学領域にも及びます。
神社合祀反対運動の際に逮捕・収監されたことがあるのですが、そのとき柳田国男の本を差し入れされて読むに至り、共感して手紙のやり取りが始まったそうです。

2人にとても興味のある私ですが・・・途中で挫折しました(^^;)。

これは「読み物」ではなく「資料」です。
文章も明治時代のお堅い「〜候」調で、ちょっと読みにくい。

当時のやり取りをゆっくり味わいたい人にはこの上ない書物と思われます。
その余裕がなくエッセンスを吸い取りたい私のようなスタンスには合いません。

仕事を引退して時間ができたら、またトライしたいと思いました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「本居宣長とは誰か」 | トップ | 伊勢の海女さんは現在1000人... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

民俗学」カテゴリの最新記事