
★「家出のすすめ」(寺山修司著)【角川文庫】
何気なく書店の文庫コーナーを歩いていたら、寺山修司フェアなるものをやっていた。 前から気になっていたのは、この「家出のすすめ」です。
実はこの本、高校生の時に読んだ記憶があります。 当時付き合っていた彼女が読んでいて、そのタイトルに惹かれてしまい、借りて読んだ本です。 別に家出をしたいとかそういう気持ちはなかったのですが、考えてみれば自立して家を出たいという気持ちは心のどこかにはあったんでしょうね(笑) ?!
改めて大人になってもう一度読んでみるとなるほどと思える節があるんですね。 高校生の頃には理解できないことが何となく吸収できる、そんな感じでした。 むしろ時間の流れと当時の時代背景が逆に滑稽でもありました。
若い頃観た映画などもそうですね。 大人になって観てみると、別な視点で観ることが出来るし、また違った箇所で泣けたりするものです。 時代の流れと少しばかりの成長は血気盛んな頃と受け止め方も感じ方も違っていて、懐かしさと当時の想い出が交錯して楽しいですよ。
余談ですが、記憶は時間の流れとともに忘れ去っていきますが、その昔、高校生の頃に黒澤明監督の『生きる』という映画を観ました。 今までこの映画を一人で観たと思っていたのですが、先日高校のクラス会(高校2年のクラス)に参加した時(というよりは音頭をとったほう)、ある女性が、「あの頃映画一緒に映画観に行ったね?」と言われ、「何観たっけ?」って聞いたら、な・な・なんと『生きる』でした(笑) 僕の記憶の中では、その彼女とは『ある愛の詩』を一緒に観た記憶になっていたのですが(爆)?!
話を戻すと、寺山修司さんはもう他界されていますが、青森弁というか東北弁というか、特徴のある語り口で、まだモノマネをやっている頃のタモリがよく口マネしていました。 独特の人生観を持っていて、ある意味アウトサイダー的な部分に興味をもち、当時は良く寺山氏の本を読み漁っていました。 この本もそういうキッカケとなった本です。 大人になった今でもこの本の一部は理解できませんが、なんとなく高校のころ読んだ時の記憶が断片的に思い出され、中身はともかく楽しかったですよ。 当時も通学電車の中で読んでいましたが、大人になっても通勤電車の中でした(笑) 好みに合うとトコトン一筋になってしまうので、芋づる式に読み漁ってしまいますね。 映画もそうですが、気に入った役者に出会うと、やはりその人の過去に出演した作品を芋づるですね(笑)
映画で思い出しましたが、子供の頃に憧れていた女優さんがいました。 それは酒井和歌子さんです。 そして今日はその酒井さんの誕生日です。 結婚されていないのでいつまでも若いですが、彼女は56歳になるんですねぇ^^ 子供の頃、「月刊平凡」や「月刊明星」という雑誌があって、彼女の出ていた記事を切り取りスクラップしていたことを思い出します。 『めぐりあい』と言う映画で当時のイケメンだった黒沢年男と確かダンプカーの荷台でのキスシーンがかなり強烈なイメージを受けたことを今でも覚えています^^
そういえばあのアルフィーの坂崎氏も今日が誕生日ですね。 彼も51歳ですねぇ。 みんないつまでも若いですねぇ~♪
最初に読んだのが、名言集だったのですが、自分の作品からたくさん書かれているのたので、おもろいおっさんやなぁと読み始めました。落ち込んだときに彼の本を読むと立ち直れました。きっと、私の人生の方向性が彼に向かっていたのでしょう。影響されすぎて、彼のようにお友達は皇族から刑務所内まで色んな人とをスローガンに。んでもって、趣味は彼の趣味だったDon't disturb集めを続けています(笑)。最近は本も読んでいないけれど、寺山さんのことが書かれていたので、嬉しくなって書いてしまいました。
不思議なところでヒットしちゃいましたね^^
僕は高校時代に読んだ口ですが、彼なりの言葉と表現方法で書いていますが、
その方向性は凄くよくわかりますし、また文章も
刺激的(色んな意味で)で楽しいです^^
ふと思いついて読み直してみたのですが、本屋さんでこれと
「フライ・ダディ・フライ」を一緒に買ったので、
レジの綺麗なお姉さんが、「このオヤジ飛ぶのかなぁ・・・」
と言うような温かい(笑)目線で応対してくれました!
この方が刺激だったぁ~(おそまつ)m(_ _)m