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Y1Rsの功罪を考える(2)

2025-02-24 14:07:09 | ロードバイク
 昨年末に発表されて注目を集めていたコルナゴの新型エアロロードY1Rsは男子ではツアー・オブ・オマーンでアダム・イエーツが初めて使用するという遅いデビューとなりました。総合優勝は果たしましたが、クイーンステージでアダムが使用したのはこれまでのV4Rsだったのです。

 ヨーロッパではアントニオ・モルガドやヤン・クリステンといった期待の若手が2勝ずつを挙げる活躍を見せていますが、バイクはV4Rsでした。男子エリートでのY1Rsの初勝利はUAEツアーの第2ステージで、乗っていたのはポガチャルです。おそらく、V4Rsに乗っていたとしても結果は変わらなかっただろうと思っています。

 結局、UAEチーム・エミュレーツはUAEツアーでは最後までY1Rsで戦い抜きましたが、レース全体でみると女子のように横風分断も起こせず、登りで重量が嵩んだだけだったように見えてしまいました。V4Rsならもっと大きなタイム差になっていても不思議ではないと感じています。

 その理由はチーム総合成績です。過去に2度ポガチャルが総合優勝を飾っていますが、2度ともチーム総合優勝を挙げていたのです。それが、今回はポガチャルが総合優勝したもののチーム総合は6位と低迷しているのです。これは何を意味するのでしょう。

 確かに同じ週に3ヵ国のレースに選手を送り、2つの総合優勝を挙げているチームなので、選手の分散で選手層が薄かったこともあるでしょう。ただ、気になることが無い訳でもないのです。それが使用バイクなのです。シヴァコフが総合優勝を飾ったブエルタ・ア・アンダルシアも、最終ステージでヴィンゲゴーに逆転されたもののアルメイダが総合2位、ヤン・クリステンが10位、アントニオ・モルガドが11位と健闘したヴォルタ・アオ・アルガルベも使用バイクはV4Rsでした。
 




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