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ロードバイクに乗るにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーの基になるのがATP(アデノシン三リン酸)だということはあまり知られていないと思っています。このATPからリン酸が切り離されるときに、エネルギーが放出されるという仕組みです。ATPはロードバイクなどのトレーニングだけではなく、全ての生命活動に必要な物質なのです。
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ただ、このATPは体内に貯めることができません。ATPは毎日生産され、消費されてしまうのです。一日に作られるATPは数十キロにもなります。体内でエネルギー(ATP)を作っているのが、ミトコンドリアです。
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ミトコンドリアという奇妙な名前は高校の生物で初めて目にすることになるのですが、細胞内に存在する小器官で、細胞の活動エネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)を生成する役割を担っています。細胞の生死を司る存在とも呼ばれ、健康維持に重要な役割を果たしています。簡単に言うと食べ物からエネルギーを取り出す役割をする重要な器官ということになります。
ただ、ミトコンドリアについて深く知っても、トレーニング方法が変わるわけではありません。ロードバイクが速くなったりもしません。それでも、自分の体内でミトコンドリアという不思議な器官がエネルギーを作り出してくれているということを知ることは、トレーニングに深みを与えてくれます。
ロードバイクトレーニングに必要なエネルギー(ATP)を産み出すのはミトコンドリアです。ミトコンドリアは、細胞内に含まれる小器官で、1つの細胞内には300個から400個のミトコンドリアが存在し、人の体重の10%がミトコンドリアなのです。
ロードバイクトレーニングに必要なエネルギー(ATP)を産み出すのはミトコンドリアです。ミトコンドリアは、細胞内に含まれる小器官で、1つの細胞内には300個から400個のミトコンドリアが存在し、人の体重の10%がミトコンドリアなのです。
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ミトコンドリアは酸素とグルコース(ブドウ糖)をエネルギー(ATP)と二酸化炭素に変換します。無酸素でエネルギーを作り出す時は、1分子のグルコースから2分子のATPができます。ミトコンドリアが酸素を使ってエネルギーを作り出すと1分子のグルコースから38分子のATPができます。無酸素運動が長く続けられない理由がここにある訳です。
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