国土が狭く、その4/5が山地というこの国でロングライドを楽しもうと思ったら必ず峠という壁が待っているのです。それは登りの苦手なひとにとってはまさに壁なのです。
つまり、この国で100kmを越えるロングライドをしようと思うなら、ある程度坂が登れないと折角のロングライドが楽しめないことになってしまうのです。
自転車でロングライドを始めて5シーズン目を迎えますが、今ではクロスバイクで苦しみながら50km・60kmを走っていたことが嘘のように、100km越えのロングライドが楽しめるようになりました。
最初は高所恐怖症で長い橋を渡るのが怖い。ちょっとした坂で息が上がって登りきれないと悩んでいた時期もありました。クロスバイクからロードバイクに替えた後も1年はロングライドは辛いもの、克服すべきものといった感じだったのです。
初めて富良野アースライドに参加したのが3年前。110kmコースの完走を目指したものの、コース中盤の美瑛の丘陵地帯でバーンアウトし、麓郷の登りをスキップせざるを得ませんでした。
同じ時期にロードを始めた女子が颯爽と走ってゆく姿を後ろから眺めながら、密かに悔し涙を流したことを覚えています。
私の場合はこの悔しさがバネになり、その後は毎週のように厚田-青山-当別という120kmのロングライドにチャレンジし続けることになったのです。
兎に角、私の登坂能力は最悪で、厚田まで行くのに3度もの敗北を味わい、青山の登りでは何度も脚を着き、このコースを克服できるようになったのはその年の夏の終わりのことでした。
これにはあるきっかけが大きく影響していました。それまでは、教本に則ったトレーニングという考え方から、とにかくケイデンス80rpmを維持して登ることしか考えていませんでした。
確かに勾配が緩い箇所では軽いギアで比較的楽に登れるのですが、勾配がキツくなると心拍数が一機に跳ね上がり、途中で何度もバーンアウトを経験することになってしまいました。
その後も平地をインナーギアで90rpmを越えるケイデンスで走るトレーニングなども繰り返しましたが、一向に登りが楽になりませんでした。それがあることをきっかけに変わったのです。
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バリバリの平坦屋です(>__<)
ダンシング、ハイケイデンス、ハンドルの推進力など色々と試しましたが、坂は難しいです(;゜0゜)