上のムスメの大学受験も終盤戦になってきました。どうやら私立女子大へ進学しそうで、学費の大きさに今から恐れおののいているちょうです。欲しいものが買えないよぉ。
さて、「欲しいもの」ってことで今ちょっと気になってるのが腕時計。実はムスメはきちんとした時計を持ってません。なんせ「スマホネイティブ」だから腕時計をはめてそれで時間を知る、という習慣がそもそもないんです。受験では時間は命。いちいちバッグからスマホを取り出してたんでは遅れを取る。で、ワタシの腕時計コレクションの中からハミルトン”カーキ”をチョイスして持たせましたよ。この手巻き腕時計、自出が軍用だけあって時刻を読み取ること「のみ」頭抜けて優れてる。アラビア数字のインデックスに白い三針は至ってシンプル。クラッシックな計器盤みたいで古臭いが、間違えるのを苦労するほど分かりやすい。手巻きがめんどい、時刻が1日で30秒は狂う、日付が分からない、など欠点は多いが、「試験時間の残りを知る」のが切実な受験生には時刻読み取りの実用性の方が大事。その他のことは・・・まぁ、いいか。やはり時計は時刻が正確に分かることが一番大事だと改めて実感したんですねぇ。
そこで今、実用性ということでどんな時計があるのか、とネットを見ると、やはりメイドインジャパンだな。その中でもグランドセイコーとザ・シチズンが別格らしい。どちらもスイス製より精度で負けていないのにはるかに安価。さすがですなぁ。
グランドセイコーは控えめで「わかる人だけわかればいい」っぽいのが渋いですな。とくにクォーツモデルは世界を席巻した革新技術であるにもかかわらず、あまりに当たり前すぎて今つけてると「大人がいまさらクォーツ?」みたいな空気が時計好きにはあるよう(初めての自動車がカローラぁ?!ってダダこねる息子みたいな感覚?)でさらに渋い。大手企業でそれなりの地位の人が高級クラブか料亭で得意先や目上の人の盃が空いてないか控えめに気にしてるイメージ。この時計を見ると”分相応”とか”努力は人を裏切らない”とか”見てる人は見ている”とか与えられた領分で一生懸命努力してそれなりの幸せを実現するっていう伝統的な日本の文化、価値観が感じられてきます。クォーツという武器を徹底的に突き詰め、精度を上げて磨き上げる。一つのことに全員が集中し、世界基準を超えるモノを作る。これは琴線に触れる。プロジェクトXだもの。
対してシチズンはゴリゴリの理系な感じがする。エコドライブ、チタンケース、デュラテクト・・・クォーツの精度もグランドセイコーが年差10秒のところザ・シチズンは年差5秒。もう、世界初、世界最高の連射砲です。しかしものすごい技術が詰まってるのに外見はただのオヤジ御用達仕様。なんか温泉旅館の大宴会場で浴衣着たオトーさんたちがみんなで飲めや歌えの無礼講ってイメージ。”技術はうそをつかない”とか”世界が認めるものを作っていこう”とか”今度はこの企画でどうでしょう”とか”あの上司は分かってない”とか酒の席なのに上司部下関係なく仕事の話ばかりしてるっていう高度経済成長期の風景が浮かんできました。安くて便利で壊れない。機能第一で飾りなんて必要ない。まぁ、これはこれでアリですねぇ。だってこういう「伝統とか文化とか、そんなものより性能でしょ?」っていうほかに比べて低価格、高性能、高機能という比較可能な数値で打ち負かす戦略が日本を戦後経済大国にしたんですからね。
ネット見るとなんかグランドセイコーの方がザ・シチズンより支持されてるみたいで、熱心なファンがグランドセイコーを応援していらっしゃいます。両者とも「日本」的価値観を具現化してる製品だと思うんですが、どうやらグランドセイコー的価値観の方が今の時代に合ってるようですね。
浪花節だよ、人生はぁ~♪
さて、「欲しいもの」ってことで今ちょっと気になってるのが腕時計。実はムスメはきちんとした時計を持ってません。なんせ「スマホネイティブ」だから腕時計をはめてそれで時間を知る、という習慣がそもそもないんです。受験では時間は命。いちいちバッグからスマホを取り出してたんでは遅れを取る。で、ワタシの腕時計コレクションの中からハミルトン”カーキ”をチョイスして持たせましたよ。この手巻き腕時計、自出が軍用だけあって時刻を読み取ること「のみ」頭抜けて優れてる。アラビア数字のインデックスに白い三針は至ってシンプル。クラッシックな計器盤みたいで古臭いが、間違えるのを苦労するほど分かりやすい。手巻きがめんどい、時刻が1日で30秒は狂う、日付が分からない、など欠点は多いが、「試験時間の残りを知る」のが切実な受験生には時刻読み取りの実用性の方が大事。その他のことは・・・まぁ、いいか。やはり時計は時刻が正確に分かることが一番大事だと改めて実感したんですねぇ。
そこで今、実用性ということでどんな時計があるのか、とネットを見ると、やはりメイドインジャパンだな。その中でもグランドセイコーとザ・シチズンが別格らしい。どちらもスイス製より精度で負けていないのにはるかに安価。さすがですなぁ。
グランドセイコーは控えめで「わかる人だけわかればいい」っぽいのが渋いですな。とくにクォーツモデルは世界を席巻した革新技術であるにもかかわらず、あまりに当たり前すぎて今つけてると「大人がいまさらクォーツ?」みたいな空気が時計好きにはあるよう(初めての自動車がカローラぁ?!ってダダこねる息子みたいな感覚?)でさらに渋い。大手企業でそれなりの地位の人が高級クラブか料亭で得意先や目上の人の盃が空いてないか控えめに気にしてるイメージ。この時計を見ると”分相応”とか”努力は人を裏切らない”とか”見てる人は見ている”とか与えられた領分で一生懸命努力してそれなりの幸せを実現するっていう伝統的な日本の文化、価値観が感じられてきます。クォーツという武器を徹底的に突き詰め、精度を上げて磨き上げる。一つのことに全員が集中し、世界基準を超えるモノを作る。これは琴線に触れる。プロジェクトXだもの。
対してシチズンはゴリゴリの理系な感じがする。エコドライブ、チタンケース、デュラテクト・・・クォーツの精度もグランドセイコーが年差10秒のところザ・シチズンは年差5秒。もう、世界初、世界最高の連射砲です。しかしものすごい技術が詰まってるのに外見はただのオヤジ御用達仕様。なんか温泉旅館の大宴会場で浴衣着たオトーさんたちがみんなで飲めや歌えの無礼講ってイメージ。”技術はうそをつかない”とか”世界が認めるものを作っていこう”とか”今度はこの企画でどうでしょう”とか”あの上司は分かってない”とか酒の席なのに上司部下関係なく仕事の話ばかりしてるっていう高度経済成長期の風景が浮かんできました。安くて便利で壊れない。機能第一で飾りなんて必要ない。まぁ、これはこれでアリですねぇ。だってこういう「伝統とか文化とか、そんなものより性能でしょ?」っていうほかに比べて低価格、高性能、高機能という比較可能な数値で打ち負かす戦略が日本を戦後経済大国にしたんですからね。
ネット見るとなんかグランドセイコーの方がザ・シチズンより支持されてるみたいで、熱心なファンがグランドセイコーを応援していらっしゃいます。両者とも「日本」的価値観を具現化してる製品だと思うんですが、どうやらグランドセイコー的価値観の方が今の時代に合ってるようですね。
浪花節だよ、人生はぁ~♪
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