40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

鎖骨骨折 304日目

2012-06-26 07:31:10 | 自転車&サイクリング
すっかり鎖骨骨折から遠ざかってきた今日この頃ですが、今日で骨折から304日目ですなー。

 日常生活ではほぼ何事もなく過ごせていて、特に不便を感じなくなってきました。でも骨折した事実はやはり隠せません。寝返りで左肩を下にすると圧迫感がきつく、なんだか痺れます。まぁ、筋肉が固まってるんで要は無理矢理ストレッチして筋肉が引き攣れてる感じ、といえば一番近いかな。万歳もかなり不自然だったけど、今ではほぼ以前通りに上がるようになった。骨折した鎖骨部分に力が加わるとやっぱり変な感じがするけど、リュック背負ってもまぁ大丈夫。草刈り機だってブンブン振り回せてますぜ。

 全体として左肩はいわゆる「50肩」な状態。充分に動かないけど、まず日常生活には平気なレベルです。

 いわゆる「完治」したのかな?

英國戀物語 エマ

2012-06-18 17:01:15 | 日記
今、ハマってるのがiPadでアニメを見ること。でGyao!だのyoutubeだのでいろいろ検索しては視聴。そんな中で惹きつけられたのが「図書館戦争」だったんですねー。まぁ、これは有川浩原作と言うことで以前から知ってはいたんですけど。

 しかし全くの偶然で掘り当てたmyヒット作品が表題の「英國戀物語エマ」なんかずいぶん前のアニメらしいけど、そのヴィクトリア朝のフンイキがよろしいですな。たぶんアニメだから実際はこんなんじゃなかったと思うけど、シャーロックホームズなんかでおなじみの世界が実はこんなに階級差のある不条理な世界だったのはへぇぇ。な感想です。現代のイギリスも貴族がいて、階級制度バリバリな社会だから、21世紀に生きる日本人から見るとなんか不思議な感じです。

 まぁ日本でも花より男子なんかの作品のように階級差や住む世界の違いを強調したアニメやメイド喫茶が流行ってるから日本も根本的には「格差社会」が好きなんでしょうけど、それはあくまで遊びの上でのことで、現実の社会は長幼の序や敬語の使用もかなり怪しくなった、解体された均質社会ですよねぇ。もし現実にエマのように人さらいによってロンドンへ連れてこられたり、親が縁談を勝手に進めたりをやってたら人権擁護団体が大騒ぎして大問題になるところだ。(戦前の日本ではよくあることだったけどね)

 AKBの総選挙で喜んだりTVのお笑い番組で日々お茶を濁したり、元アイドル歌手が再々婚したニュースに大騒ぎとあんまり高級とは言えない現代日本ですが、もしかすると華やかな社交界があり、7つの海を支配した大英帝国より一般の国民は幸せなのかもしれません。うーむ、日本国憲法は改正問題などいろいろ論議があるようですが、確かに今日の繁栄をもたらした功績はありそうです。

図書館戦争

2012-06-16 10:47:16 | 日記
有川浩原作の「図書館戦争」の劇場版が封切りです。ワタシ、有川浩は「阪急電車片道15分の奇跡」からファンになった愛好家。設定とストーリーテリィングが上手いのでそのリアリティにすっかり引き込まれております。

 で、この作品。TVアニメ版しか見てないけど(原作を読まない愛好家)よーく考えたらこの作品世界、無茶苦茶ですな。表現の自由を守るため、国家権力による検閲を防ぐ目的で図書館が武装組織を編成し、検閲をする国家権力と銃撃戦を行う。これだけでも「?」なのに、その銃撃戦は図書館開館時間になると終了し、双方撤収。開館するとすぐ鉄条網と土嚢に囲まれ、壁や窓に弾痕の残る図書館に子どもたちが本を借りに来ます。こんな戦場と市民生活が共存してるなんてシリアでもないんじゃない?

 しかもたかが図書館の職員が完全武装で、89式小銃や9mm機関けん銃をバリバリ撃ちまくり、国家権力に味方する武装組織を制圧したら手錠を掛けて確保(!)うーん、治外法権。図書の自由を守るためとは言え、内戦状態じゃないですか。国連は何をしている!

 でも引き込まれてしまうのはその細かい設定がリアリティを持ってるから。発砲するためにはいちいち許可を貰わないとダメとか、予算や権限について組織内での派閥争いや調整と根回しをするシーンがあるとか。こういうところが有川浩らしくていいんです。

 けど、銃撃戦や思想的対立なんかを主人公の青春恋愛ドラマを成立させるための「道具」として扱っても問題にならないあたり、日本って平和だな-。

職場でWiFi その2

2012-06-12 09:36:02 | PC&ガシェット
最終更新からまたずいぶんほったらかしてましたなー。申し訳ない。そんな手入れ不行き届きのブログにも多くの方が閲覧においでになっていることに感謝。

 さて、現在職場でWiFiしてるけど、どうも電波が弱い。20m離れるともうダメ。これじゃ安心してネットへ接続出来やしない。ということで各部屋のLANジャックに接続して無線LAN環境が作れるという、ロジテックのLAN-W150N/PRIPHをご購入。これは”業界一簡単な設定手順ですぐiPhone&iPadに繋がる”という謳い文句で出張先のホテルなんかのLAN端子に接続してネットを楽しめるという優れもの。・・・ただし繋がれば。

 全く繋がらないんですがな。コレが。説明書通りに接続して、iPadを覗くと確かに「logitecuser」と「logitecgameuser」というSSIDが出てくる。でiPadなんでlogitecuserを選んで、パスワードを入力して・・・繋がらないよぉ。はて?何が悪いんだか。これじゃ1500円も投資したのに泣くに泣けないではないか。むーん・・・

 なんとか繋げるようにしてやるぞぉ。←こんな事ばっかりしてないで仕事しろ!というご批判に対し、真摯に受け止め、前向きに検討していく所存です。

ホロヴィッツ1983

2012-06-05 18:11:18 | 日記
音楽評論家の吉田秀和さんが亡くなられましたねぇ。朝日新聞に連載されていた音楽展望、好きだったんだよなー。朝日特有の「進歩的」テイストな記事ばかりのなかでどこまでも透明で軽やかな吉田さんの文章は小川の水藻の上をふるふると転がっては消えていく水泡のようで、読んだ後しばらくは憂世の世知辛さを忘れられて幸せだったんだよねー。

 そして吉田秀和といえば「ホロヴィッツ事件」。1983年に当時破格の入場料を設定し、鳴り物入りで来日した「20世紀最高のピアニスト」を


 ”今私たちの目の前にいるのは、骨董としてのホロヴィッツにほかならない。(中略)なるほど、この芸術は、かつては無類の名品だったろうが、今は―最も控えめにいっても― ひびが入ってる。それも一つや二つのひびではない。”


ってバッサリ斬っちゃったもんだから賛否両論、喧々諤々。当時「ホロヴィッツって何?」という人まで巻き込んで大騒ぎになったんですよね-。体調が悪かったのは事実らしいけど、この評論の影響は大きく、ホロヴィッツの主治医はクビになるし、気にしたホロヴィッツはわざわざ3年後にリベンジのために再来日公演することになります。

で、その83年度コンサートをワタシ、「さぞもの凄い演奏なんだろうなー」とわくわくしながらTVで見てたんですが、「コレが世紀の大ピアニスト?」って正直拍子抜けしたんですよ。だから吉田評論を読んでさもありなん、と腑に落ちたのを覚えています。

 今youtubeでホロヴィッツの演奏聞きながらこれを打ってますが、やはり86年のベルリンやモスクワ公演は凄味さえ感じるのに83年は「…」吉田秀和さんの評判に左右されないまっすぐな意志を再確認しております。

 うーん、天寿を全うしたとは言え惜しい人を亡くしたなぁ。