ちぇこ屋貿易 商い日記

チェコのかわいいものを集めた雑貨店です。
手作りチェコビーズアクセサリーの販売も始めました^^

飛ぶ夢

2009-03-24 20:37:03 | Weblog
今日の写真はここ数日来何度も読んでいる本と、お気に入りのブックマーカーです。
このブックマーカーには色々なバージョンがあるのですが、その中でこれは”本と
メガネ”
ただのブリキ製ブックマーカーだと思うでしょう!?

ちっちっちっ!!!

小さなブリキの本には何やら図形と呪文!?が書かれ、ページの端にはめくる時に
つくクセ、そして表紙は革の質感が表され、隅には金属製の三角の飾り。
さらに小さなブリキのメガネはもちろんレンズ入り!!

どうだ!!!チェコ製だ!!!

…といばりたくなる出来栄えです。なかなかにこだわりがある会社で、もう長いこと
人気チェコ土産となっております。

で、それが乗っかっている肝心の本ですが、イヴァン・ヴィスコチルというチェコ人
作家のものです。今年80才。お元気なのでしょうか…。

感想ひと言目…チェコ人だなぁ。
面白すぎました!

この頃、カフカばかり読んでいたせいで”この話、結末なくてもいいかも”とか変な
ことを考えながらページをめくると、期待に反して無事に話は完結していきましたが。

その中で”飛ぶ夢”という話があり、夢、それも特に”飛ぶ”夢に関する面白い話かと
思っていたら…何と、この中で”夢”は商品だったのです。

”ゆめまぼろし中央倉庫”へ出向いて、棚で眠る数え切れないほどの夢の中から”注文の
夢”を受け取って家へ連れ帰るのです。(受領証にサインはするものの値段は不明)
”夢”は不思議な見てくれで、名前を持ち、所持品もあり、人間と互いに話し合いも
するし、自信をなくせば”不良”にもなる。寝るけれど”夢”は見ない。”夢”を
見ずに、”人”を見る…

…どうやって、こんなことを思いつくんだろう。想像力豊かって、こういうことなのか?
いや、もはや、ここまできたら想像力は能力でも才能でもなく、個性?狂気?

どうしよう、マズイ…ハマっております。店の中なので、真面目くさった顔で読み
つつ、脳ミソはぷるぷるとふるえております。おかしすぎる…

ちぇこ屋も、かつては飛ぶ夢をちょくちょく見ておりました。
ここしばらくは夢を見た記憶がありませんが…年かね?

忍者になって屋根を軽々と飛び越えるとか、ひらひらと天空を飛んでいくとか…
で、最後には”そんなアホな…”と夢の中で我に返ってその瞬間まっ逆さま!

普通、落ちる前に気づくでしょう?普通はね…
ちぇこ屋のすごいところは、そのまま地面に叩きつけられるんですよ。もうね、
ダラダラ
。しかもまだ続く…

うーん、よく落ちたり撃たれたり刺されたり追いかけられたりしたなぁ。

軍ヘリやら大ダコに…

一体、どんな後ろ暗いことがあったというんだろう。

ちぇこ屋貿易商

追伸:チェコ語で”housenka”ホウセンカとは、何と”イモムシ”のことだそうです!
 
コメント (3)
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