Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

挑戦者・羽生 善治 名人が勝って奪取に向け好発進!/『第49期 王位戦 第1局』

2008-07-16 17:38:26 | 将棋
14日、15日の両日、北海道網走市を舞台に行われた、『第49期 王位戦』の開幕の第1局。

15日に勝敗が着き、結局97手までで先手の挑戦者・羽生 善治 名人が深浦 康市 王位に勝ち、奪取&復位に向け、幸先良いスタートを切りました


手短ですが、本局を少し振り返りましょう。


戦型は、角換わり腰掛銀となり、40手目に深浦王位が△4四銀と出たところで、1日目が終わり、封じ手となりました。



図が封じ手の局面ですが、ここは先手を持って、▲4六歩と指したいところです。
結局、封じては大方の予想通り、その▲4六歩でした。
控え室の検討陣の大本命の手でしたし、競馬に例えれば、1番人気で単勝オッズ1.1倍位でしょうか…。
ですが、当たった事は当たったので、先ずは良しとしましょう

その後は、深浦王位も積極的でしたし、途中後手が良かった局面もあったと思います。
最終盤で先手が良くなり、そのまま勝ちきった感じの将棋だったように感じます。
やはりこの両対局者…対戦戦績が物語っているように、差がそんなに開かない展開になりますね…。
先日、森内 俊之 前名人(九段)との間で指された『第66期 名人戦』では、両対局者の殆ど差がない実力がぶつかり、緊迫した雰囲気で重々しい力戦の将棋が多かったように感じますが、それとはまた違った雰囲気があるような気がします。



図が投了図になりますが、△5二玉は▲4一角打で詰み。△3二金は▲同角成△同玉▲4四桂以下詰み。△3一玉は▲7三銀成で先手の勝ちとなり、投了も止むなしですね。

しかし、このシリーズはまだ始まったばかり。

名人戦とは違った2日制の緊迫した将棋になり、個人的にはフルセットまでもつれ込むような気がします。この将棋が深浦王位にとって、不本意な内容では決してないであろうところから、そのような感じがします。


昨年、名局と謳われた最終第7局を制して奪取した深浦王位が、羽生名人との相性の良さで、最後には防衛を果たすのでしょうか
その昨年の第7局で自らにあった勝ちを逃した悔しさを胸に秘め、名人位に復位・永世称号も手にして充実著しい羽生名人が、タイトルを奪取し、その数を増やすのでしょうか


注目の第2局は今月23日,24日の2日間、愛知県豊田市で行われます。

楽しみですね…。
Comments (4)
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