Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

重慶の街角から 第1回(重慶)

2020-12-19 17:53:06 | 旅行

2019年の記録

 

昨晩、重慶に着いた。

 

ゲストハウスに着いたのは、突拍子もなく遅い時刻ではないが、とっくに暗くなっていて、屋台も店じまいをはじめていた。

 

重慶から高速バスで数時間のところに友人がいるので、重慶空港は、はじめてではないが、重慶の街ははじめて。ひとことで表現すれば、「This is China」だ。つまり、ウジャウジャ人がいて、みな機関銃のようによく喋り、空を見あげると、高層ビルがニョキニョキと立ちならびネオンに溢れている。

 

 

予約していたゲストハウスを探すがみつからない。住所のビルまでは辿り着いたが、肝心のゲストハウスが、みつからないのである。1階に旅行代理店があったので、そこで聞いたが、わからない。困り果てて、エレベーターから降りてきた旅行者風の女の子に聞いて、やっとわかった、というか、彼女が管理人のところに電話して、一切合切を仕切ってくれた。

子供部屋みたいなスイートなリビングとベッドルーム、それ以外にキッチン、シャワー、トイレがあり、1人では持て余す。

 

隣のビルの屋上は、庭になっていて、木々が茂り、小屋まであった、重慶人、恐るべし。

 

僕は雑居ビル内にあるゲストハウスの個室を借りたものと思っていたが、実はマンションの一室をまるまる借りるウィークリーマンションみたいなものだったのである。ほどなくして、管理人の男性が来てくれ、部屋まで案内してくれた。本来ならば、管理人とは、直接会わず、キーNo.WeChat(中国版LINE)で送られてきて、部屋を確認、問題なければ、WeChatPayで支払いチェックイン完了なのである。海外旅行は、言葉よりもシステムを知っているか、否かである。システムを知っていれば、どうにかなるものだ。

 

それにしても、見ず知らずの女の子の助けがなかったらどうなっていたか?僕が中国で生活していて確信していることは、中国では、日本より高い確率で困りごとが発生する。周囲にいる人は、「不知道!(知らない!)」か、騒ぎ立てるかで頼りにならない。しかし、必ず、たった1人だけ救世主が出現し、「そこまで」と思えるほど、親切に世話をしてくれ、何の見返りも求めず去っていく。仕事でも、プライベートでも、この救世主に助けられてきた。その救世主が、人格者かというと、まったく、そんなことはなく、普通の人なのだが、何かのスイッチが入って、救世主になるのである。

 

毎晩の夕食にした羊肉串、ほんとに羊肉か?「不辣的!(辛くないの)」と注文したが、僕的にはちょっと辛くて丁度よい。

 

羅漢寺、日本だったら木に覆われた中にありそうな重厚な仏教寺院もビルの谷間に。

 

洪崖洞、重慶は長江と嘉陵江の合流地点にできた街だが、山が迫り、平地がない街なので、 斜面に建築物がへばりついている。

 

旅は続く