Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/東京散策倶楽部 第27回

2023-09-10 21:54:04 | 旅行

2023年の記録

やっと9月になり、プチ散策ができる余裕ができて、目白界隈散策の記録。

 

 

目白聖公会の聖シプリアン聖堂も素晴らしいが、ステンドグラスも、中々のものらしい。

 

 

ワラビスタンからJR目白駅まで片道約1時間、ドア・ツー・ドアで約3時間の散歩。暑い、暑いと言っても、すでに秋。爽やかな風とまではいかないまでも、熱風が吹くことはなくなった。

 

 

日本バプテストキリスト教目白ヶ丘教会礼拝堂は、フランク・ロイド・ライト建築事務所所属の遠藤新の設計により1950年(大正10年)鉄筋コンクリート造で竣工している。目白ヶ丘教会礼拝堂は、建築家・遠藤新の遺作となり、礼拝堂で最初の葬儀が遠藤の葬儀になったという。2011年(平成23年)に国登録有形文化財に指定された。

 

 

目白聖公会聖シプリアン聖堂は、目白ヶ丘教会礼拝堂から約400米と至近の目白通り沿いにある。ロマネスク様式の聖シプリアン聖堂は、1929年(昭和4年)に木造平屋建で竣工している。

ステンドグラスは、1985年(昭和60年)に老朽化して取り壊された英国の教会から移転したもので、ステンドグラス自体の制作年は1889年(明治22年)とされている。

 

 

聖母病院旧館は、1931年(昭和6年)にスイス人建築家マックス・ヒンデルにより設計、竣工している。外壁が綺麗に修復されていて、戦前の近代建築に見えない。僕自身の記憶では、初めての訪問であるが、それは、あくまでも僕の記憶に残っていないだけである。何を隠そう、僕が産声をあげた病院そのものなのである。

僕の出生した病院であることからもカトリック・イエズス会系の病院であることがわかる。蛇足ながら、特に産科は、高い評価を受けているとのことだ。

 

 

【メモ】

連日、テレビは、ジャニー喜多川氏の性加害問題を報じている。性加害問題そのものは、僕の理解を超えている。その一方、BBCドキュメンタリーが事件を報じるまで、日本のマスコミが、沈黙を続けたことに対して、残念ながら「マスコミって、そんなものでしょ」といった気持ちだ。

 

マスコミは、基本的に“嘘”は報じないが、事実のすべてを報じている訳ではない。ジャーナリストは、自身の最も伝えたいことを伝えるし、その障害となる事実は、あえて伝えようとしない。このように書くと、とんでもない判断をしているように聞こえるが、至極真っ当なあたりまえの選択だ。ジャーナリストの友人も認めていることだが、そこが、マスコミの限界なのだ。その現実を我々大衆は、知らなければならない。

 

海外マスメディアのBBCが、ジャニー喜多川氏の死後に報じたのである。ある意味で“あとの祭り”。第二のジャニー喜多川が、存在していれば別だが、それがなければ、ただただ、あと始末が始まるだけだ。

 

我々が学ぶべきことは、「何もしない」ことが、糾弾され、罪を問われることもあるってことだ。

 

 

旅は続く