
<K.Mより>
日本生協連職員OBの伊藤和久さんがボランティアで事務局長をつとめている「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」では、被爆者のさまざまな記録をインターネット上にデータベース化し情報を発信していく「デジタル・アーカイブ」制作のプロジェクトをスタートさせました。
広島、長崎への原爆投下から70年が経ったいま、その体験を誰がどのように受け継いでいくのか、重要な課題となっています。この「デジタル・アーカイブ」は、インターネットでアクセスすれば被爆者に出逢うことができることをめざすものです。なお、デジタル・アーカイブ化にあたっては、首都大学東京の渡邉英徳准教授による「ナガサキ・アーカイブ」「ヒロシマ・アーカイブ」との連携が予定されています。
「ナガサキ・アーカイブ」
「ヒロシマ・アーカイブ」
そして、そのための資金調達をインターネットを通じて行う「クラウドファンディング」が2月~3月で取り組みが始まっています。要はインターネットを通じて寄付を呼びかけているわけです。1口3000円、1万円、3万円、5万円のコースから選ぶことができ、コースによるいろいろなリターン(特典)があるのが、21世紀的な寄付のスタイルを感じさせます。私も先ほど1口応援させていただきました。多くの皆様の応援をお願いいたしますm(_ _)m
会の「継承ブログ」の該当記事より以下、ご紹介いたします。
「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産デジタル・アーカイブ」制作プロジェクトよりインターネットを通じた資金調達ご協力のお願い
被爆者の体験、そしてたたかいの記録を少しでも広く次の世代に伝えていくため、お手数をおかけしますが、本取り組みに対するご支援・ご協力をお願いする次第です。
記
■資金調達の目的:
「継承する会」収集資料のデジタルデータ化/保存に関わるシステム構築の初期費用確保のため
■インターネット寄付実施期間:2016年2月1日~3月31日
■取り組み内容:
インターネット上の寄付受付ホームページ「モーションギャラリー」にて、プロジェクトの公開、詳細説明を展開しております。同ホームページを通じて幅広い世代に寄付協力を呼びかけます。
■ご協力いただく方法:
以下のプロジェクトページのアドレス表示をクリックしていただくか
https://motion-gallery.net/projects/hibakusya/
以下の「継承ブログ」の案内記事からアクセスをお願いいたします。
http://keishoblog.com/?p=1017
※なお、このプロジェクトは「参加型デジタル・アーカイブ」のシステム構築を目的にした限定的なものです。向こう5年間の中長期的な「資料の収集・保存・整理作業とデジタル・アーカイブ化」(継承センター設立構想)の取り組みは引き続き着実に進める必要があります。そのための運営資金も本格的に追求していかなければなりません。その条件づくりとして「認定NPO法人」(寄付金の税制上の優遇措置が受けられる)を申請しているところです。
(追記)
「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」のFacebookはこちら
ホームページはこちら
これまでの会のHPに被爆証言の記録が掲載されたコーナーがあるので、ご参照ください。
「証言集」のコーナー