Uさん、こんにちは。
今から、5年程前、B&WのCM6S2を買うときの、もう一つの購入候補が、KEFのR300でした。
それまで、KEFのイメージというと、反り返ったボディに、ギザギザの飾りがついた大きな一つ目、つまりLS50のそれで、一見風変りだが、取り立てて音が良くも無さそうなメーカー、というものでした。
R300もセンターキャップのない、お皿のような形をした銀色のコーンという、違和感のあるものでしたけれど、購入するスピーカーの条件を整理していくと、この機種とCM6S2が残りましたから、実際に量販店に音を聴きに行きました。
繋げているアンプはどこのものだったかは忘れました。ローテルだったかもしれません。
音質はというと、取り立てて個性の無い、普通の音でした。
鳴りは良かったです。ボリュームを上げるとどこまでも音が出て来そうな感じでした。
予算のこともあって悩んでいましたが、結局別の場所で試聴したCM6S2の音が大変気に入りましたので、こちらを選びました。
ところが自宅では上手く鳴ってくれず、R300の方が良かったのではないかと悩んだこともあります。
その頃、特売情報掲示板で、B&WのCM6S2やCM5S2を貶し、R300を持ち上げる一人の人物がいました。
その人物は、別のECサイトでも、同様の貶しをしていたようです。
買ったばかりのCM6S2を貶され、選定に敗れたR300を持ち上げる(その人物は実際に購入したようです)ことに少し気分を悪くしました。
納得がいかないのは、どこが悪く、どこが良いという書き込みはせず、ただ良い、優れている、負けているだの単純な論評であることです。
此処が問題だ、これがこうなれば尚良い、この点をAとBを比較するとAが優れている。
こういう論調であれば、成程そういう見方もあるのだなと考えますから、それはそれで立派なレビューであると考えます。
結局、自分の好みではないということを、対価格比を以て評価の軸としているのでしょう。
Aは音が悪いくせに、値段は高い。なのに皆それを評価して選んでいる。
それと比較して、俺の選んだスピーカーは音が良くて値段も安い。
ただ、そういうことを言いたかったのでしょう。
淋しい限りです。
閑話休題。
話が逸れ過ぎました。
KEFは、Qシリーズの前のIQシリーズの奇抜なつらがまえ、出で立ちもあって、正直、好きなメーカーではありませんでした。
LS50のデザインも、個人的に受け入れるのは難しいです。
音はなんとなく良さそうなレビューを度々目にし、その都度購入意欲が湧きますが、実際聴いてみると凡庸で昼行燈的な特徴の無い音です。
Uni-Qという独自の同軸スピーカー技術がありますが、出音のどこにその独自技術が生かされているのかが判りません。
※多分、この名称は、"unique(独特の、唯一の)”に掛けているんでしょうね。
同じ同軸ならタンノイの方が、音圧もあり、すっ飛んでくる出音に好感が持てます。
まぁ、タンノイに続いて、同軸スピーカーを選んでしまったのですから、やはり定位は自分なりに気にしているのかもしれません。
ではこれで失礼します。