Uさん、こんばんは。
オンキョー第2弾です。
シンプルに言えば、モノ(製品)が売れなかったからです。
競争力が無かったということです
作っても作っても売れないから、本業のオーディオを支えるため、事業の多角化を図りました。
結果としては、この多角化路線がオンキョーの命取りになったと言える。
あくまで結果論ですけれど。
早くから、デジタル化の波の到来を予見し、PCメーカーであったソーテックまで取り込んだオンキョーです。
取り巻く環境の変化に無策だったわけではなく、他のメーカーよりむしろ積極的に手を打っていた方です。
でもダメでした。
DAPなどのポータブルオーディオ、ネットワークオーディオ、デジタル配信など、ハイレゾへの対応もそつなくこなしています。
DAC-1000などのヒット作もありました。
東芝のノートPCに、サウンドエンジンとして組み込まれたこともありました。
それでもうまく行かないため、回帰主義になり、セプターSC-3という新型フロア型スピーカーまで作って、事態を打開しようとしています。
だが、創業の文化を頑なに守ったアキュフェーズは勝ち残り、変化に対応したオンキョーは破れてしまった。
打つ手全てに効果が無く、赤字を止めるため事業の切り売りを続け、将来は先細るばかりでした。
考えてみれば、国内の主要なオーディオ機器メーカーは、外国のファンドや資本に喰われてしまっていて、今や、総合オーディオメーカーとして残っているのはヤマハぐらいしかありません。
ソニーは片手間にピュアオーディオに付き合っています。
Panasonicは意気込みは良かったものの、既に尻つぼみとなっています。
アキュフェーズは単体の事業体として存続しているが、事業規模・マーケットにおける影響度からしたら、無視さえできる。
ソールノート(ファンダメンタル)やリリックは言わずもがな。
ガレージメーカーは触れずにおきましょう。
オンキョーは確かに、日本のメジャーなオーディオメーカーとして、世界中に日本製品の優秀さを示す製品を送り出してきました。
それにしてもどうしてオンキヨー製品は売れなかったのでしょうか。
AVアンプなどは売れていたのではないでしょうか。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。