Accuphase アキュフェーズ C-202 その3 音質編

2022-02-13 12:28:39 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

Accuphase アキュフェーズ C-202。

その2の続編です。

 

 

話を肝心な音質に戻します。

 

C-202。

初めてのアキュフェーズです。

アキュフェーズとしては低価格の入門機であり、35年前のオールドプリアンプです。

 

…。

素晴らしいの一言です。

厳密には、色々と課題があるのでしょうが、全体の雰囲気は聞いたことが無いものです。

 

何か細かいことは伝えずらいのですが、聞いたことが無い音です。

音というか、音圧が素晴らしく良いです。

 

肝心のCD専用入力は今一つです。

他のライン入力に切り替えて聴き直しました。。

ノイズやギャングエラーを回避するため、アッテネーターを使い、コンペンセータースイッチの2を押します。

しっかりとウーハーが動き、野太い低音が出てきます。それに帯同して綺麗な高音が響いてきます。

比較して若干、中音部が瘦せて感じますが、まぁ誤差の範囲です。

 

この設定での音は本当に素晴らしいものがあります。

繰り返しますが35年前の、しかも当時のラインナップで一番安い機器です。

現代の3800系のプリアンプは、驚愕するほどの高音質なのでしょう。

 

スピーカーは単に鳴っているだけ、という表現をたまに見かけますが、自分の場合もまさにそうでした。

今迄、スピーカーは、ただ音が出ているだけ。

アンプは音色に係る信号をただ送っているだけで、あとはスピーカーに任せっきり。

 

アキュフェーズのプリアンプは、スピーカーをしっかりコントールしている感覚です。

アキュフェーズの音に染めるのではなく、スピーカーを指揮下において、きっちり仕事をさせている印象です。

 

アキュフェーズは、スピーカーの力をしっかり引き出します。

だからコーンがきちんと動いて空気が動く。

音圧が高くて音を浴びている感覚になります。しかも雑音が少ない綺麗な音で。

 

アキュフェーズを使っている方々は、皆このような素晴らしい音を聞いていたのですね。

このメーカーの固定ファンが根強く存在するのも納得です。

 

本当は細かい音の評価をしなくてはならないのですが、余りそういう気にならないのです。

この音を聞いたら、音の評価はどうでも良くなりました。

 

でも一応触れておくと、綺麗な高音が響きますが、きらきらと拡散するような感じではありません。

音の線をしっかり保ったまま、少しだけ放射状に少しだけ強めに音が出てきます。

 

高音も力があるので、シャラシャラとしたマランツの高音とは異なります。

 

低音は、現代風の深い質の高いものとは少し異なる気がします。

もう少しパンチが効いているというか、少し雑味を含んだような生きた感じの低音です。

 

アキュフェーズのこの音、望んでいる3羽のウサギのうち、2羽目に近いものがあります。

本当に追い求めている1羽目のウサギではありませんから、理想の音とは少し違っています。

 

しかしながら、プリアンプに関しては、アキュフェーズで良いのではないか、という気も少ししています。

 

ではこれで失礼します。

 

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