この日は1時から支援している居場所の予定があったので12時過ぎに出かけた。母にガスの使い方を教えて、うどんを作って食べてもらうことにした。
夫はガスが気がかりだったみたいで母にちょこちょこ電話するようにと連絡してきた。
電話をすると「ちょびちゃんが鳴いてる、お腹すかしてるのかな」と言って笑った。
また掛けたらやはり猫と遊んでいるようだった。お世話してもらって助かる。
2時半ごろ帰ったら、ちゃんとうどんを食べていた。
いよいよ
18時ころから体験入居。
夕飯ギリギリになったので、早足で施設に向かった。私は15分もかからなかったのに、母とは25分くらいかかったかもしれない。雨で余計に歩きにくかった。
ご飯の前に「こんなに歩いたことない」と言い、クタクタになっていた。
もう夜の担当の方が一人と食堂の方が何人かで、受け入れとか何もなく夕飯が終わったら部屋に案内された。
この日は初めての体験の日なので私も泊まることにしていた。
部屋でくつろいでいると「明日一人で帰るわ」と言い出す。
「金曜日まで帰れないよ」というと「そんなにいるの?」と。
猫がいるので夫が休みの日でないと母を送っていけないのだ。
そんな話をしていたら、
「トイレで異音が発生しました」というような声が。
なんとナースコールのスピーカーから聞こえる。トイレには異常がなさそうだ。何度も言うので取り消しを押し、人を呼んだ。
誤作動と言うことだが、また鳴ったら眠れない。
で、また鳴ったので事務所まで行って聞くと「施設長に聞いたら、そのまま取り消しを押さないでいると直るそうです」という。
また鳴ったので、そのままにしていると今度は「すぐにトイレに来てください」に変わった。それも何度も繰り返されてそのうち止まった。
ああやれやれ。
これで眠れる。
この一泊は猫たちの夜泣きもなくぐっすり眠れるとちょっぴり楽しみにしていたのだった。
なのに、
12時、なんとまた鳴ってしまった。
ナースコールをしても応答もなく、誰も来ない。
仕方ないからあきらめて寝た。
0時41分また鳴る。ムカー!!
そうだ、メモに鳴った時間を記録しよう。
1:58.2:18,2:43.3;09.3:41.
3:43.4:21.4:47.5:12.5:37.
6:05,6:37.6:52
30分に一回くらいで鳴った。全然寝てない。
ずっとそのままにしておいたら母が起きてしまうからすぐに止めて、うつらうつらって時にまた起こされた。
母はまるで気づいてなくって朝までぐっすり。
「私が止めていたからよ」と言うと「へーそうやったん。全然知らんかった」と。
母の脇にもナースコールがついているというのに。
眠りが深いんだ。
修理はその日は来れなくて翌日と言う。
それでは母が眠れないのではと思ったが、その日もしっかり眠れたようだった。鳴ったか鳴らなかったかはわからない。
母の眠りの深さはうらやましい。
※写真は22日に夫と行ってきた紅葉です。いつもお世話になっている道楽さんのお写真とは雲泥の差ですが、まあ季節物ということで…