日経サイエンス7月号の「国内ウォッチ」p16に、「存在する」と「見える」の間のギャップは意外に大きい、という話が載っていました。概要は次のとおり。
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世の中には,「確実にそこにあるが,決して見ることができない」ものが存在する。例えば電子波の位相だ。これはかねて知られていて、60年前の1952年,ウイック(Gian-Carlo Wick)らは「超選択則」と名付けた。が、これは「測れない物理量を天下り的に与える経験則」だ。
このたび名古屋大学の谷村省吾教授は、「測定可能」とは何かを物理の言葉で定義し,測定の可否を分けるカギが保存則にあることを,量子力学理論から示して、3月に開かれた「量子論の諸問題と今後の発展」など関連学会で発表した。
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内容を具体的に理解できてはいませんが、なんだかおもしろそう。小澤の不確定性理論といい、日本の理論物理はレベルが高いですね。
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世の中には,「確実にそこにあるが,決して見ることができない」ものが存在する。例えば電子波の位相だ。これはかねて知られていて、60年前の1952年,ウイック(Gian-Carlo Wick)らは「超選択則」と名付けた。が、これは「測れない物理量を天下り的に与える経験則」だ。
このたび名古屋大学の谷村省吾教授は、「測定可能」とは何かを物理の言葉で定義し,測定の可否を分けるカギが保存則にあることを,量子力学理論から示して、3月に開かれた「量子論の諸問題と今後の発展」など関連学会で発表した。
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内容を具体的に理解できてはいませんが、なんだかおもしろそう。小澤の不確定性理論といい、日本の理論物理はレベルが高いですね。
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