用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

新型インフルエンザ考

2009年05月21日 05時45分41秒 | ジジネタ
 感染女子高生2人の帰国後の行動が焦点…東京・川崎 (読売新聞) - goo ニュース
 WHOの対応はともかく、今回の騒動の日本政府の対応には『?』が残る。 まぁ厚生労働省なんぞという、言ってみれば防衛省に次いで「危機管理」色の強い省庁のトップに、パフォーマンス好きの人間あてがった現内閣の『落ち度』のようにも見えるが、本気で水際で止めるつもりでいたのであれば、体制が不十分に過ぎるし、ある程度入り込むことが織り込み済みであるならば、隔離措置等の対応が厳し過ぎる。 事実神戸じゃ発熱外来がパンク寸前の状態だし、対応する医者にとってみりゃ、新型である/なしに依らず、インフルエンザと知れて、タミフル等が効果的と分かってれば、OKって状態なんじゃなかろうか?
 新型の発生が確認された当時は、香港やら上海やらの知人に宛てて、問題ないかのお見舞いメールを送った記憶もあるが、現状、逆に彼らから心配される始末...。 こんな話は「誰のせい?」って責任追及するような話でもないので如何ともし難いが、新型が発生した時点で、研究機関が大騒ぎするのはともかくとしても、毒性その他の情報流通がままならない状態から、ある程度効果的な対策が知れるに至った状況推移を考えれば、政府が独り歩きし過ぎた観は否めないと思う。
 マスク/うがい/手洗いが効果的!!であるのは分かるが、特にマスク着用という点において、欧米人の無頓着ぶりは書くに及ばないだろう。 そもそも「文化」として定着しておらず、外見が「怪しい」と判断される行為に及ぶべきでないとする考え方すらある。 渡航先から帰国してきた知人等が、必ず最初に失笑混じりに報告するのは、マスク着用の上街中を闊歩しているのは、大抵日本人に限られている点だ。 にも関わらず一定期間を過ぎて世界四位の感染大国にまで上り詰め、首都圏に感染が確認されれば、更に増加の一途を辿ること「請け合い!」の状態にまで追い込まれてしまったのでは、笑うに笑えず、泣くに泣けない...。
 怪し気な考え方を弄すれば、民主党代表選に合わせて、与党が仕掛けた情報テロであるとする見方まである...。 NHKで投票前の候補者二人を並べた番組が、感染者確認の速報で寸断された事実が、この手の話の論拠となっている様子だが、対応を誤ると、こういったトンチンカンな論法ですら、妙に信憑性を帯びる点は、政府も肝に銘じておくべきだ。
 ついでに言えば、指揮系統が徹底していないのか、学級閉鎖に追い込まれた学生が、暇にまかせてカラオケボックスで過ごすという行為に及んでいる事実は、怒りを通り越して情けない気分にさせられる...。 マスクが購入しにくくなっている現状はともかく、ネットオークションで高値を付けているという話も情けなさに拍車をかける...。 どーも風潮として「自分さえ良ければ...」という考え方が先行しているように思う。
 怪しげな話や情けない話はさて置き、こうして確認されてしまえば、蔓延するのは時間の問題だ。 聞けば、今回首都圏で確認された事例は、最初の簡易検査に引っ掛からなかったとのこと...。 結局、政府の対応は中途半端で、無意味だったのだと認めた上で、冷静な対応が必要だろう。


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