日本国債:「ネガティブ」…S&P格付け見通し、震災影響
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S&Pは福島第1原発事故の影響も踏まえ、震災の復興費が20兆~50兆円に達すると予測。増税などの財源確保策を講じなければ、11年度の日本の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は従来予想の8.9%から11.1%に拡大。財政赤字はその後も膨らみ続け、13年度時点の債務残高の対GDP比率は、従来予想の137%から145%に拡大するとの見通しを示した。
S&Pは震災前の今年1月、日本国債の格付けを上から3番目の「AA(ダブルA)」から4番目の「AAマイナス」に1段階引き下げたばかり。今回は格付け自体は据え置いたが、震災対策で巨額の財政支出が必要になることをにらみ、「財政再建策が打ち出されず財政見通しが悪化すれば、今後格下げの可能性もある」と警告した。
これに関連して、枝野幸男官房長官は27日の会見で「震災対策を進める一方、日本の国債に対する信認をしっかり維持していくことも(政府の)基本線の一つとして一貫している」と述べた。【大久保渉、影山哲也】
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この格付けの論拠に関してどうこう言ったところで、S&Pは営利目的の企業活動を展開しているに過ぎないのだから、あまり意味のある話にならない。 ぶっちゃけ、このランキングを信用しようがしまいが、S&Pにとっては、どーでもイイ話.....。 便利だから発表される度にマスコミも取り上げるだけのことで、こんなもんに一喜一憂すべきでないのは言わずもがな.....。 けど、「下がった」であれ「下がる可能性がある」であれ、耳に入れば気落ちするし、不愉快な思いを抱いたりもする。
財政再建も景気回復も、政府の責任でマイルストーン明確にして、一歩づつでも前進させていかないと、こんなもんだよね。 菅内閣が大外から不信任突き付けられただけって気もしてくる。 震災の影響もさることながら、財政悪化を格下げの可能性を示唆する要因に上げてるけど、例えば、菅内閣が「財政再建を疎かにしてでも、景気回復を優先するよう手を打っていた」ってなら、両眼でも片目でもつぶって復興待てるだろうが、政府が何に力入れてたんだか?未だピンと来てない辺りは如何ともし難い.....。
イメージでモノ言うもんではないだろうが、中国、クウェート、サウジアラビア、台湾の後塵を拝し、イタリア、チリと同列に配される日本.....って、自虐的になっても、誰も責められない気がする。
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2011年4月27日 20時3分 更新:4月27日 20時16分
米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本国債の格付け見通しを「安定的」から、格下げの可能性が強いことを示す「ネガティブ」に引き下げたと発表した。東日本大震災の復興費などで日本の財政が一段と悪化する可能性があると判断した。S&Pは福島第1原発事故の影響も踏まえ、震災の復興費が20兆~50兆円に達すると予測。増税などの財源確保策を講じなければ、11年度の日本の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は従来予想の8.9%から11.1%に拡大。財政赤字はその後も膨らみ続け、13年度時点の債務残高の対GDP比率は、従来予想の137%から145%に拡大するとの見通しを示した。
S&Pは震災前の今年1月、日本国債の格付けを上から3番目の「AA(ダブルA)」から4番目の「AAマイナス」に1段階引き下げたばかり。今回は格付け自体は据え置いたが、震災対策で巨額の財政支出が必要になることをにらみ、「財政再建策が打ち出されず財政見通しが悪化すれば、今後格下げの可能性もある」と警告した。
これに関連して、枝野幸男官房長官は27日の会見で「震災対策を進める一方、日本の国債に対する信認をしっかり維持していくことも(政府の)基本線の一つとして一貫している」と述べた。【大久保渉、影山哲也】
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この格付けの論拠に関してどうこう言ったところで、S&Pは営利目的の企業活動を展開しているに過ぎないのだから、あまり意味のある話にならない。 ぶっちゃけ、このランキングを信用しようがしまいが、S&Pにとっては、どーでもイイ話.....。 便利だから発表される度にマスコミも取り上げるだけのことで、こんなもんに一喜一憂すべきでないのは言わずもがな.....。 けど、「下がった」であれ「下がる可能性がある」であれ、耳に入れば気落ちするし、不愉快な思いを抱いたりもする。
財政再建も景気回復も、政府の責任でマイルストーン明確にして、一歩づつでも前進させていかないと、こんなもんだよね。 菅内閣が大外から不信任突き付けられただけって気もしてくる。 震災の影響もさることながら、財政悪化を格下げの可能性を示唆する要因に上げてるけど、例えば、菅内閣が「財政再建を疎かにしてでも、景気回復を優先するよう手を打っていた」ってなら、両眼でも片目でもつぶって復興待てるだろうが、政府が何に力入れてたんだか?未だピンと来てない辺りは如何ともし難い.....。
イメージでモノ言うもんではないだろうが、中国、クウェート、サウジアラビア、台湾の後塵を拝し、イタリア、チリと同列に配される日本.....って、自虐的になっても、誰も責められない気がする。