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参加する天草広域連合消防本部の出発式では、小松英雄消防長が6人の隊員に「全国からいろんな隊が派遣されており、現場は悲惨な状況であるので自分の身を守ることを考えながら活動してほしい」と激励した。隊長の青柳雄二消防司令補(42)は「一人でも多くの生存者を助けたい」と話した。
県も14日、県庁本館や各地域振興局の1階に義援金箱を設けた。一方、支援物資そのものは受け付けていない。現時点では輸送が困難で、被災者が必要とする内容が分からないためという。当面は提供可能な物資の「情報」のみを受け付け、今後、現地からの要請で実際に現物が必要となれば、支援を打診する。
県は同日、被災地支援などを話し合う部長級の会議を開催。県内も対象になった津波警報への警戒態勢や支援の現状などが報告された。
県危機管理・防災消防総室によると、県内では津波に備えて宇城市や宇土市などで延べ22人が自主避難したが、被害はなかったという。
支援関係では、11日から派遣中の県防災消防ヘリ「ひばり」の活動報告があった。14日午後1時までに宮城県石巻市で9回出動し、計74人を救出または病院搬送したという。下水道の漏水状況や建物の危険度などを調べる専門職員などの派遣準備も進めている。乾パン1万5800食や毛布2450枚など県の備蓄の8割にあたる物資も準備し、今後、全国知事会や国の要請に応じて提供する。
このほか、福島原発での爆発の問題などを受け、県は文部科学省の求めに応じ、12日夜から県内の放射線量の報告を始めた。通常は1年分をまとめてするが、当分は1日2回行う。特に異常な数値は出ていないという。
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写真:緊急消防援助隊として被災地へ派遣される天草広域連合消防本部の出発式=天草市東浜町
2011年3月15日
県内の13消防本部から編成した27隊100人による「緊急消防援助隊」が14日、陸路で支援に向かった。まずは東京に集まり、活動地域は今後決定するという。参加する天草広域連合消防本部の出発式では、小松英雄消防長が6人の隊員に「全国からいろんな隊が派遣されており、現場は悲惨な状況であるので自分の身を守ることを考えながら活動してほしい」と激励した。隊長の青柳雄二消防司令補(42)は「一人でも多くの生存者を助けたい」と話した。
県も14日、県庁本館や各地域振興局の1階に義援金箱を設けた。一方、支援物資そのものは受け付けていない。現時点では輸送が困難で、被災者が必要とする内容が分からないためという。当面は提供可能な物資の「情報」のみを受け付け、今後、現地からの要請で実際に現物が必要となれば、支援を打診する。
県は同日、被災地支援などを話し合う部長級の会議を開催。県内も対象になった津波警報への警戒態勢や支援の現状などが報告された。
県危機管理・防災消防総室によると、県内では津波に備えて宇城市や宇土市などで延べ22人が自主避難したが、被害はなかったという。
支援関係では、11日から派遣中の県防災消防ヘリ「ひばり」の活動報告があった。14日午後1時までに宮城県石巻市で9回出動し、計74人を救出または病院搬送したという。下水道の漏水状況や建物の危険度などを調べる専門職員などの派遣準備も進めている。乾パン1万5800食や毛布2450枚など県の備蓄の8割にあたる物資も準備し、今後、全国知事会や国の要請に応じて提供する。
このほか、福島原発での爆発の問題などを受け、県は文部科学省の求めに応じ、12日夜から県内の放射線量の報告を始めた。通常は1年分をまとめてするが、当分は1日2回行う。特に異常な数値は出ていないという。
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写真:緊急消防援助隊として被災地へ派遣される天草広域連合消防本部の出発式=天草市東浜町