中川とかいう大臣が、逃げ切れずに辞任した。予算審議は止まったままだ。与謝野という大臣が、三つの財務関連省庁を監督することに決まった。生臭大蔵と机上の経済企画庁が、同じ大臣というのもお笑い種だ。厚生労働省が成り立つ以上は、問題ないとの判断か?....訪日した米国務長官は、精力的に分刻みのスケジュールをこなしている。
怖い土産持参で、大統領候補だった元ファーストレディがやって来た。
正直な話、もっと高圧的に、かつての某米高官が語ったとされる「Show the flag」とでも口にしていてくれれば、こちらも No と言い易いだろうに、よりによって彼女は、日本を「essential」と形容した。世界のどの首脳も熱望してやまない、それで歴史に名を残せたであろう、オバマ大統領との「世界初の首脳会談」を手土産に!である。
どんな怪談より身の毛がよだつのは、この先、合衆国が提示するであろう様々な要求に対して、日本は「麻生首相」で対応せざるを得ない点だろう。外交で内政の失地回復を!などと考える政治家は多いようだが、それでなくとも口を開けば「失言」しか飛び出さない現状に加え、元来スタンドプレー好きの彼が、どんな回復策に及ぶものかは、予想し難い。
願わくは、本日記載のこの文章が、単なる杞憂に終わりますよう....