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新たなリチウムイオン電池投入?

2017年09月06日 18時03分17秒 | リチウムイオンバッテリー

リチウムイオンバッテリーはアマチュア無線でも必須のアイテムとなっている。

様々なタイプがあるが通常使われるのは11.1V(3セル)、14.8V(4セル)ではないだろうか。

最近、某所から電気自動車リーフで使用されているEV用モジュールを格安で2枚入手出来た。走行距離4万キロ以下のバッテリーなので新品同然?

このモジュールは3.75V 32.5Ahのリチウムポリマーが2直2並列で実装されて、3.8kgで7.5V 65Ah(0.5kW)の容量を持つ。

日産のリーフはこれを48枚実装し360V 24kWhで動作している。

このリチウムモジュールの利用方法だが

①4セル14.8V 1kWhとし降圧DCDCで使用

②2セル7.5V 0.5kWhまたは1kWhとし昇圧DCDCで使用

を考えた。

①の降圧DCDCの方が種類も多く簡単だが、最低限2つのモジュールを必ず1セット(7.6kg)で使用しなければならず山岳移動には絶対に持って行けない。

②は7.5Vを12V以上に昇圧する必要があり少なくともIsw(スイッチング電流)が10Aクラス必要。

とかなりハードルが高い。しかし運用の汎用性(山岳移動、車移動)が広がる。

モジュールを並列に接続することで10kWhなんて夢の電力も簡単に構築できる。最近は騒音等で発発の活躍の場は限られてきているし。

そこで改造した大容量DCDC電源の運用テストを行った。

モジュール→昇圧DCDC電源→無線機で送信出来るかを計測した。

受信時のIswは0.58A、満充電してあるので7.93V。

続いてPTTを押すと問題なく送信出来た。性能の悪いDCDCならばここでダウンする。

出力電流を確認すると5.66A,11.57V。送信時の設定電圧12.5Vからの電圧降下0.93Vだった。

5W,10Wでは12Vを割ることはなかったが、流石にフルパワーでは・・無理か。

しかしフルパワーを続けても全く発熱は感じられなかった。

 

この時入力Iswを確認すると9.51A,7.39Vだった。なので効率93%だ。

基礎実験は成功したので、

●バッテリーモジュールへの保護回路

バッテリーモジュールへの充電回路製作

●昇圧DCDCへ保護回路を付け、ケースへ収める

に取りかかる予定だ。あとは更にモジュール8枚を入手して10kWh電源も実現させるぞーー


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