先日制作した144MHzの9段同軸コリニアの使用レポートを頂いたので紹介したい。
『9段コリニアANTの使用レポートです。
階段通路の手摺りに10mのグラスポールを立てその中にコリニアを入れて設置しました。
ANT中心部の地上高は約10mです。
リグの設置場所で測っているので同軸損失を含めれば、SWR1.5以下でほぼバンド内OKです。
SWRの一番低いところは144.30付近です、私の目的には丁度良いところです。
泉州サバイバルコンテストに少し参加をしてみましたが、2m SSB固定局同士でQSO出来たのは
福島県郡山市 244Km 静岡県島田市 144Km 山梨県韮崎市 120Km 等でした。
何れも以前使用していた3本ツナギGPでは取れなかったところです。
一方ローカル局のSは余り変わらず、一部非常に条件の悪い局は10dbほどのアップでした。
総じて最初の思惑通りの結果が得られましたので、報告申し上げます。』
解説したいと思います。
・最初からグラスポール挿入用で設計しました。
・3本つなぎGPとは飛ぶと有名なメーカ製アンテナです。メーカー製GPも実は5/8λコリニアアンテナなのです
→聞こえなくなったとの相談を受け、最初に430MHz12段を使って頂き結果が良好でしたので改めて144MHzの同軸コリニアも依頼がありました。
→地上でも簡単に100km-200km越です。これくらいは当然か?
・同軸コリニアの特徴をご存じではないはずですが・・
「一方ローカル局のSは余り変わらず、一部非常に条件の悪い局は10dbほどのアップでした。」
使用された皆さんから同様の感想を書いています。これが同軸コリニアの特徴です。
総重量15kの八木セットから同軸コリニアに乗り換えたメンバーの一人
曰く「使ってみないと良さがわからないだろうね」
勿論、万能ではありませんが。
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