12月25日に第二回目の「コーリニアアンテナ研究会」を開催した。といっても、参加者は2名!
ん?単に二人で会っただけ!?しかし、内容は非常に濃いものとなった。
私が待ち合わせ場所を間違え45分遅刻したのにも関わらず、彼は待っていてくれた。それで、気を取り直して研究会の開始19:20~だ。
議題は、
1.コーリニア製作の測定器 2.セミリジッドのコーリニアの製作と性能
しかし、本日の研究会は、最初から荒れ模様。
[加工について]
私「VK5JSTの加工、カットーソーやドリルでは、使いにくかった!」
すると若い無線家は、
「いーーですか、アルミやプラスチックをカット、穴あけするときは、彫刻刀ですよ!!!」
「肩を使って、ガシガシと削るんですよ。こーですよ、こー。分かりましたか?」
私「はぁ?どうして彫刻刀???????」
「この指の傷は、小さい頃カッターナイフでカットしたんです。たどり着いたのは、彫刻刀」
「それから、液晶の固定は、ピンヘッダーにプラネジですよ!!同軸もパイプカッターですよね?」
私「そうそう」
[コーリニア]
若い無線家「それにしても、同軸コーリニアの整合部はいろいろありますが、どうしたら良いんでしょうね?」
「本当、みんなに質問されるけど、難しく考える必要はない。単なるダイポールアンテナのスタックだよ。」
「基本は1/2λxN段のエレメントで良いけど、UHFは垂直偏波だから中央給電をやりにくい。だから末端で給電する。そうなると1/2λの端は、ハイインピーダンス。なので1/4λの同軸を一旦入れてローインピーダンスに落としてマッチングだろう。」
「でスタブの調整が、同軸コーリニアのキモだ。UHFでこれを調整するには、スペアナいるなぁ。となるとGigaSTだね?」
若い無線家「私は、そこまでは・・・」
「そりゃまずいだろ!コーリニア出来ましたSWR1なので問題ありません!というわけには、いかないぞ。」
[セミリジッドコーリニア]
「セミリジッドを山岳移動で使うには、分割部分は、同軸で作るしかなさそうですね?」
「セミリジッドをニッパーでカットするときは、カチッと切れて気持ち良いね。」
「あとは、パイプカッターですよ。」
「今、430用を作ってますから、出来たら使ってみましょう!」
「それなら、少し高い場所から運用するか?たまには、430に出てみたら?」
「出てないわけではないですよ」
アクティブアンテナの話やら・・・コレ以上議事録を書ききれないのでここまで。来年は、ハムフェアでコーリニアアンテナのブースを出すか?
コーヒー一杯だけで3時間近く22時すぎまで、イートコーナーを占拠したが、閑散としていたのでかえって好都合だったか。
次の研究会は、いつ開催しようか?
[当日、彼から頂いた機材?]
アナライザー用のコイル、シリアルケーブル、BNCコネクター(コネクターからの足は、クリップで作られていた)
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