先週は20段コリニアで日光局と59-59で交信できたが、20段では切れすぎS最大にするには0.5°単位での仰角調整を余儀なくされた。
今週は新たに10段、14段の同軸コリニアを製作して仰角調整の変化を実験だ!近くの高台公園の展望台へ移動した。
【一番上が20段、新たに製作したアンテナ、左下が14段、右下が10段】
最初、10段で試してみる。20段と比較すると流石に仰角の切れは鈍っている感じだ。しかし50km以内の山岳からの電波は若干上向き。
地上局からの電波はアンテナ下向きと基本は変わらないが変化は緩やかだ。
【1.2G 10段同軸コリニア、トップエレメント付近をタイラップで押さえている】
山岳移動局がアンテナを固定させているようで信号が変化しなくなった。そこでアンテナを14段に取替えてみた。
10段、14段で聴感上聞き分けられる変化があるのか?利得差は最大でも1dBから1.5dB程度のはずだ。
14段に取替えてS最大位置を探す。10段ではノイズも少しあったけれど14段ではノイズが消えた。14段と10段の差が分かるぞ!
ただ仰角、角度調整はより微妙となり段数の増加の影響が伺えた。この時、正確に電界強度を測定するためのハンディスペアナを持ってくるのを忘れたことに気づく。
次回はスペアナで計測してみたいと思う。
【1.2G 14段同軸コリニア】
結論:
特に1.2Gでは
10段程度の同軸コリニアで目的局を探した後で、最大強度で交信するために10段を超えるアンテナを傾ける(向ける)のが良いだろう。
20段のコリニアは確かに破壊力はあるが、それはピタリと方向、角度が合ったときだ。(逆説的だがここを再度読んで欲しい)
特に角度を固定して設置する使い方では20段ともなるとむしろ悪い面だけが強調される結果となる気がする。
ところで
今回コリニアでS1で完全に了解できる山岳移動局へ声をかけてみた。ところが応答がないのだ。CQが停止することからすると呼んでいることは分かるらしいが・・・
そもそも同じリグ、同じ出力・・アンテナが異なるだけ。実はこの件は他の方も経験している・・私は430MHzでも経験がある。
共通しているのは山岳移動局、そして10エレ以下のループまたは八木。
同軸コリニアの方が7〜10dB耳が良いのでこちらは完全に了解できても・・相手は了解できないのだ。
山岳移動局に「同軸コリニア」を勧めるのはこの点に尽きる!
八木やループでは呼ばれていることさえ気づかないのだ。
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