ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

誤解?

2017年09月14日 13時04分30秒 | 同軸コリニアアンテナ

先のblogの回答編だ。

測定器をお持ちでない方には少し難解かも。

この測定を行ったのは熱海市の伊豆スカイラインだ。

モビホ(5/8λ2段 6dBi)、12段コリニア11dBi、6ele八木13dBi。

このスペアナのグラフは、一番下のラインが-130dBm、ノイズフロアは下から2番目の線の少し下なので-123~-121dBmだ。

実はこれモビホの波形だ。

最大で-100dBmの受信強度だ。Sメータで3程度だ。(正しいSメータならば)

では、次に下の12段コリニアの波形を見てみよう。

モビホよりも信号レベルが低いものが多い。モビホ6dBi、12段コリニア11dBiなのに結果が逆になっている。

同軸コリニアを使用されている皆さんから寄せられる多くの声が

『信号レベルが小さくなった』『Sメータが振れなくなった』

なぜか?下図は

5/8λ3段GP(茶色のグラフ)、

12段同軸コリニア(緑色のグラフ)、

12eleループ(黒のグラフ)の水平面と垂直面パターンだ。

垂直面パターンを見ると信号強度の逆転現象が説明できます。

実はこの信号の多くは50-60km以内の局なのだ。

●モビホの方が垂直面パターンが広く(=色々な角度から飛んでくる電波を多く拾える、メインローブの利得は高くない=遠くへは飛ばせない)

→適材適所です

●12段同軸コリニアはひたすら遠くへ飛ばす事に特化したアンテナ・・と考えられる。

→実際にこの日も150km以上離れた局は59で入感してる(相手もGP)

→東京、横浜局の方が概して弱い

次回の移動(9月17日予定、熱海)ではこれを実証しますね。

皆さんもコリニアを抱えて移動して下さい。

勘違いされてる方が多いと思いますが

Sメータが良く振れる=良く飛ぶアンテナではないです。

もちろん仰角ローテータを使って角度を合致させれば結果は変わります。

八木はローテータで回すのに垂直系は倒さないから・・・真実が見えないのでは?

6ele八木について

●6ele八木はrealグランドで15dBi前後です。14.1dBiを360°でたたき出す12段同軸コリニアの方が山岳で使いやすい点はここにあります。

ただ、八木同士が向かい合えばそれにはかないませんけどね。

以上のデータは山岳移動での結果であり勝手に理解した結論です。

また都市部(ノイズフロアで同軸コリニアが圧倒的に有利)、平野部と異なる伝搬ですので誤解無きようにお願いします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿