ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

扁平母斑。生後2か月、女児。

2015-06-17 10:29:34 | あざ治療
写真掲載にご同意を頂いている方のお写真を、少しずつご紹介していきたいと思います。

生まれた時からお顔や体にある茶色のあざを扁平母斑と言います。
薄いものや小さいもの、体の見えない部分にあるものなどは気にされていない方も多いですし、必ず治療の必要があるというわけではありませんが、お顔など見えるところにある場合は、それがコンプレックスになってしまうこともあります。

扁平母斑は保険適応でレーザー治療が可能なあざですが、非常に再発率が高いあざです。治療した方のうち、8割程度が再発するとも言われています。しかし、体よりもお顔にあるもの、つるんと丸いものよりはしっこがギザギザしているもの、そして、1歳未満の早期に治療した場合は比較的結果が良い印象です。


患者さんは生後2か月の女の子。
生まれた時から左頬(耳前部)に扁平母斑があり、女の子のお顔だし、消してあげたい…とのことでご両親と来院されました。

治療前



治療後2週間。かさぶたがはがれたところです。


治療後4か月。綺麗になりました。



治療しても再発して(同じように色が出てきて)しまうことが多いあざで、とても難しいあざですが、早期の治療で綺麗に消してしまうことができて、良かったです。
写真掲載にご同意を頂き、ありがとうございました。
コメント (8)
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